ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ

ゴルフ史上最大の奇書と言われる「The Golfing Machine」を勝手に解釈していくブログ。

ワンレングスアイアン考察(その2)

デシャンボーくんはここんとこ調子さっぱりでジェネシスオープンもなんか棄権しちゃったらしいけどねー(ちなみにルーク・ドナルド師匠は頑張ってるから期待してるんだけど)

 

なんでワンレングスアイアンかってことを考えるとー、やっぱりスイングをよりシンプルなものにしたいという気持ちの現れであって、もっと的確に言うとスイングプレーンをよりシンプルにしたいということだと思うのねー

 

スイングプレーンっておいらも簡単につかってる言葉だけどー、これって結構謎の多い部分で、TGMでもプレーンに関する部分の説明が段違いに難しいのねー

たぶんこの概念(?)というか用語が定着したのはベン・ホーガンが「モダンゴルフ」で使ってるこの図だと思うけどー

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(C)「モダン・ゴルフ」

そしてホーガンはテキサス出身で、テキサス人ってそもそも「アメリカのゴルフのメッカ」って意識があるらしくて、そして同じテキサス人でホーガンを尊敬してハンチングでプレーしているデシャンボーがモダン・ゴルフを読んでないはずもないんだけどー

で、プレーン(平面)って言うからにはヘッドの軌道ではなくて、シャフトの通り道を意識した言葉なはずでー(ヘッドを意識したらアークになると思うから)

じゃあ上の図でそのプレーンにシャフトが沿うように通ってるかというとそんなことはなくてー

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http://blog.golfdigest.co.jp/user/nobuhironagai/archive/594

アドレスのときのシャフトの傾きはトップで青線に移動して、そしてインパクトでまた赤線の方に戻ってくるから、一般的なスイングではどこかでそのシフトが発生してるわけだよねー

ってことはつまり同一平面上をシャフトは動いてないわけで(だから「プレーンってなんだよ」って混乱するもとなんだけど)、それはなぜかというと人体の構造上、トップに向けて右肘は曲がらざるを得ないからどうしてもグリップを持ち上げることになるからだよねー

でこの動きはもちろんメリットもあるんだけど(っていうかTGMで言うところのセカンダリー・レバーアッセンブリーそのものだからね)スイングを複雑にする要素であることは間違いないわけでー、この動きをシンプルに出来ればスイングはもっとシンプルになって再現性が増すということは考えられるねーと

で、トップが青線になるのがしょうがないなら、アドレスを青線の延長線で構えれば、シャフトを完全な同一平面上で動かせるやんけ(プライマリーレバーアッセンブリーだけで球を打てる)と考えたのかなーと

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http://blog.livedoor.jp/golfstudy/tag/ブライソン・デ

で似たようなスイングしてた人が有名な元祖変態のモー・ノーマンという人で

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 まぁこの人ググればいろいろ出てくるから詳しく説明しないけど、とにかくドライバーを100球打ってもおんなじティーで(刺し直さないで)打てたとか、伝説のボールストライカーなんだけど

このスイングは当時「ハンマースイング」と呼ばれててー

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ハンマー投げみたいに回転軸に対して垂直に重心が回転する打ち方だけどもー

メリットとしては

(1) スイング半径を最大化出来る(手が伸びてるのでヘッド軌道をゆるやかに出来る)

(2) フェースターンが発生しないのでフェースはストロークのあいだじゅうずっとプレーンに対してスクエア(垂直)になる

ことで、とにかく正確性を追求出来るということだねー

というかフェース開閉がなくて、アークが最大ということは、理論上これ以上曲がらないスイングは作れないねー

デメリットとして、ダウンストロークの初期でコックがないから角速度を上げられない、つまり飛ばない打ち方ということになるのね(そして意図してボールを曲げづらい)

デシャンボーとノーマンの共通点としては、

・変態

・怪力(ノーマンも飛ばし屋)

・極太グリップ・極重クラブ使う(手首を固定して、遠心力を最大化したい)

で二人の最大の違いは、ノーマンは同じ長さのクラブを使ったわけではなかったということだねー

つまりノーマンのストロークは、番手が上に行くに連れてどんどんスイングプレーンそのものが寝ていったわけで、たぶん前傾角とかボディ側で調整をしているのねー

一般的なスイングは番手が上がるにつれてコック量がだんだん増えていくし、スタンスも広がっていくからボディ側の調整が入ってるよねー

で、デシャンボーが考えたのは、アイアンの番手間で一切のボディ側の調整を行わないということで、その当然の帰結としてワンレングスアイアンが必要だったということだと思うのねー

なのでデシャンボー的なワンレングス・ワンプレーンストロークを目指すのでない限り(アイアンが)全番手同じ長さというのは果たしてどこまでメリットがあるのかと思ってしまうのねー

強いて言えばロングアイアンの飛距離で、7番の長さ(簡単さ)っていうのは魅力を感じるから、4〜7番くらいまでは同じ7番の長さ、で8〜ウェッジは普通の長さの刻みとかコンボにするならアリかもと思うけどもー

そんなにロングアイアン苦手ならアイアンは7番からにしてそれより上は見栄を張らずにユーティリティでいいじゃんとも思ってしまうし

デシャンボーについて言えば体格はすごいし飛距離は困ってないから、「あとはアイアンの正確性さえあれば勝てるぜー」って考えてああいうことをしてるんだと思うけどもー

まぁ今の道具の形になってるのも当然長い歴史と理由があっての話だからそう簡単じゃないのは当たり前だけど、「全番手おんなじ長さ!?おー簡単そー」って安易には飛びつけないなーと

とりとめなくてごめんねー

 

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