ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ

ゴルフ史上最大の奇書と言われる「The Golfing Machine」を勝手に解釈していくブログ。

インストラクターの指導の翻訳

TGMにおける、動作の機械的、幾何学的な要件を自分の感性に落とし込む作業、つまり「翻訳作業」の話のつづきだよー

 

3-A インストラクションの翻訳

ここでいま一つ考えておかねばならぬ「翻訳」というものがある

すなわちそれは、お主のインストラクターの「指導」を、お主の感性に通用する言語に翻訳すると言うことであり、TGMを読むということもそれに含まれる

正しく翻訳がなされた場合のみ、正しい活用が可能となる

そこにおいて、その方法とは幾何学的、あるいは技術的に意味をなすものでなければ、その翻訳が正しく行われたとは言えないのじゃ

そしてもし翻訳が正しく行われたとしても、良い結果を導かないのであれば、それは実行における何らかの不具合が発生していると言える

不必要に、あるいは必要以上にお主の解釈をねじ曲げるべきではないが、身体的特徴、あるいは特別な意向に沿う目的があれば仕方のないものと言うこともできるじゃろう

同じバリエーションにも、さらに細分化されたバリエーションが存在することも避けられぬと思うが、第七章にて規定しておるその基本的な機能から逸脱することがないようにすべきじゃ

 

本書は、「補填的要素のないストローク」をそのゴールとして掲げており、そのためのガイド、あるいは進捗の管理が出来るようにすることを目的としておるが、それが達成できなければ全ては無意味であるとまでは要求しておらぬ

身体的な制約、個人的な意向、あるいは特別な目的の為に「補填的」行為を行う事は、ある意味で特別な技術と言うことも出来る

しかし、もし間違った実行のために望ましくないボールの飛び方が発生しているのであれば、そこにオススメできる「補填」は一つしかない

(その原因である悪いクセを)「なおす」ことじゃ

原因と対策がハッキリとするまでラウンドを我慢し、たとえ満足のいくボールが出ないとしても、しっかりと正しいコンポーネントを習得するための努力をおこなうことじゃ

さもなくばゴルフ人生のその生涯にわたって悪い「補填」のペナルティを受け続けるハメになるのじゃ

 

なんて訳しやすい英文なんだろうねー

この文章って半ページくらいなんだけど、ここではとても重要なことを言ってると思うよー

つまりゴルフの習得には「機械的・幾何学的」要件と、それを実行するための「感性」の要件があるということだけど

例えばおいらが自分と体格の近いルーク・ドナルドやベク・キュジョンと同じようなスイングを出来るようになりたいと考えて、ビデオ駆使してそれをとにかく細部までマネして同じような動作ができるようにすることは可能かもしれないよねー

全てのアングルや各コンポーネントの移動速度まできっちりマネしたら、もしかしたらルーク師匠やスヒンちゃんと同じようなボールを打てるようになるかもしれない(そう簡単にはいかないと思うけど)し、その過程でどういうフィーリングで振ったらそういう風になるのかというのも分かってくるかもしれないよねー

こうしたプロセスは、機械的・幾何学的にある程度「説明のつく」手法だと思うよー

 

でも指導の現場で、「理想的なプレーンアングルはこの番手だと60°ですが、今あなたは55°になっていますので60°になるようにしましょう」という「説明言語」だけでは事実ではあるけどやっぱり限界があって、「吊してあるロープを下に引っ張るように」とか「早い段階で前倒し」とか、そういう言語も出てくるでしょうと

つまり機械的・幾何学的見地からすると曖昧だったりするけど、感性を伝えるという点で有効な可能性のある言語もあるとおいらは思っていて、こうした言語を仮に「表現言語」と言うとするよー

 

某有名コーチのお言葉で「ダフれ、ボール見るな、後ろ向いて手打ちしろ」ってのがあるけど、本当にその言葉の通り機械的・幾何学的に「ダフる」としたらそれはダフっているよねー

なので「ダフるくらいのつもりでクラブと両手を下げきる気持ちで振ると、TGMで言うところの3Dインパクト(下に、外に、前に)の「下に」成分が発生して良いインパクトになる可能性が高い」とコーチが思ったときに「表現」として使っている言葉であって「説明言語」ではないと言うことだよねー

ちなみに「ボール見るな」も、ボールを見ようとする意識が強すぎると、ボールにヘッドをぶつけようとするTGMで言うとこの「ボールハッカー」になりやすいし、「後ろ向いて手打ち」はヒップターンが速すぎでTGMで言うとこの「両手の通り道」が阻害されている場合に有効な「表現」だと思うよー

 

で、インストラクターに指導を受けるのでも、レッスン本やサイトから情報を得る場合でも、その言語が「説明言語」なのか「表現言語」なのかを見極めることがとても大事だと個人的に思うよー

でもってインストラクターは、どういう言語を使えば、その生徒はどういうリアクションを示すのかを観察しながら効率の良い言語を選んでいく能力が大事だと思うよー

ちなみに「インパクトはアドレスの再現」は表現言語だよー(たぶん)

 

ちなみにTGMは基本的に「説明言語」で出来ているけど、「表現言語」を使う場合はあたかも(AS THOUGH)、びちょびちょのモップを地面に引きずるように」とかのように、かなりハッキリ「これは比喩表現だよ」って言ってるから、このサイトではその辺も原文の雰囲気を損なわないようにやってるつもりだよー(キリッ)


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