ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ

ゴルフ史上最大の奇書と言われる「The Golfing Machine」を勝手に翻訳したのちに独自の解釈をしてゆくブログ。そしてゴルフは信仰へ。

立ち方、歩き方(その1)

バランスが取れていると言うこと

ザ・ゴルフィングマシーンでは「およそどのようなスポーツでもそのパフォーマンスはバランスを保つ能力とほぼ比例する」と言っておりまして、例えば大谷翔平選手などは投げても打っても本当に態勢がきちんと保持されているというか、「ああ、これがバランスが良いと言うことのなのだろうな」とつくづく思うのですが、「バランスが取れている」ってどういう状態なんでしょうね。

TGMの用語集を見ると

Balance(バランス) 例 - フラダンサー
 機械的    - 相反する力同士が全ての力を相殺してしている状態
 ゴルフ的 - 頭部を動かす事なく、重心がスタンスの内側にある
        状態を保持していること

と定義をしています。

つまりストロークが進行する過程でボディやパワーアキュムレーターが動かされたとしても重心があっちこっちに流れないで、きちんと制御下に保たれていると言うことが大事なのではないかと思います。

もちろんバランスの良いストロークというのは突き詰めなければいけない課題だとは思うのですが、米国男子のPGAツアー見てて思うのは「立ち方、歩き方がしっかりしている」ということです。あえて言えば日本の男女ツアーの選手に比べて(おそらく意識して)バランスの良い「立ち方、歩き方」をしているのではないかと思います。

昨今では「走り方教室」というのが大盛況でございまして、文字通り児童に走り方を教える教室なんですが(確かに昔はいろんな走り方しているヤツがいて、コーナーではアウト側の手を回した方が速いとか都市伝説ありましたけど)、そもそもの立ち方や歩き方って教えてもらえるんでしょうかね。

実は私自身がゴルフを始めてから腰痛がひどくなりまして、どうすれば腰痛が和らぐかという試行錯誤の結果たどり着いたのが今回の記事の内容になりますので、いわゆる「正しいウォーキングの姿勢」のようなネット記事とは異なる部分もあると思いますが、あくまで私はこの方法で腰痛がなくなったということで参考にしていただければ幸いです。

 

立ち方

良い姿勢として思い浮かべるのは、例えばバレエをやっている人、あるいはフィットネスクラブのインストラクターとかいろいろあると思いますが、いくつかのポイントについて言及したいと思います。

猫背にならない

会社でパソコンやるにしても電車でスマホ見るにしても、基本的には現代人の生活というのは普通に生きていれば猫背になるようになってしまっています。猫背というのは早い話が本来S字にカーブしているべき頸椎がまっすぐになってしまい(ストレートネック)頭部が前方に垂れている状態です。重い頭部を不自然に支える形になりますので首、肩のコリに直結します。

肩胛骨を背骨より、下よりに落とす

ではどうすれば猫背にならないかですが、バレエをやっていた友人は「上から吊られている状態をイメージして立つ」と言っていましたが、それに加えて、肩甲骨を背骨側に寄せ、さらに出来るだけ低い位置に落とすことを意識すると、頸椎も後方に引っ張られて猫背の矯正になります。感覚としては肩の関節が背中側に引っ張られて、鎖骨がくっきりし、大胸筋が左右後方に引っ張られて胸を張るような感じになります。そして頸椎が後方に移動したことで顔はやや上の砲を見上げるようになりますが、顎を引いて顔が正面を向くように意識します。

腕を自然に垂らしたときに、身体の真横に手が垂れていればまずまず正しい肩甲骨のポジションと言えるかもしれません。

腰は絶対に反らない

大事なことですが、「良い姿勢」を意識して「気をつけ」みたいな姿勢でビシッと腰(ウエストのあたりの背骨)を反るようにすると、

逆に腰痛になります

小学生の健康診断の身長測定みたいにビシッと身体を突っ張らせて伸ばす態勢というのは、最もバランスに欠ける姿勢であるだけでなく、歩行時の衝撃を腰のカーブ一点で受け止める形になりますので必ず腰を痛めます。これをやるくらいなら北京原人のような姿勢の方がまだマシです。

ヘソとア○コの間のあたりに重心を置く

では腰の反りをどのように防ぐかですが、私は下腹部、より具体的に言えば「ヘソとア○コ」の間ぐらいのところの腹筋に軽くチカラを入れて、内臓が背骨側に引き寄せられることで背骨の反りを緩和します。たぶん「丹田」とか言うのがこれなのかもしれません。感覚的にはこの部分に身体の重心が来るようなイメージになります。

おしりと太ももの裏を内側にねじる

もう一つの腰の反り対策は、「肛門を閉める」という表現もあるのですが、私の場合はおしりと太ももの裏の筋肉(大腿四頭筋)を内側にねじるようにしています。この二つ(丹田とねじり)を同時に行うと、腰全体ががものすごく大きな一枚のユニットになって守られているような感覚になります。

ヒザを軽く曲げる(最重要)

ヒザカックンという遊びがありますが、なぜカックンするかというと膝の関節を伸ばしきって関節をロックした状態で立っているからです。なので常にカックンしないように膝はわずかに曲げておく(ロックを解除しておく)事が大事です。もしあなたが通勤電車でヒザロック状態で揺られているならば、その揺れの衝撃はどこで吸収しているかと言うことです。人体の骨格のどこにショックアブソーバーがあるかを考えると、膝を除くとあとは背骨と頸椎にしかカーブがないわけです。これに腰反り、猫背を加えれば「腰痛(首痛)大三元」の完成です。

人間はどんな状況でもバランスを取ろうとするときにはヒザ関節は軽く曲げます。

完成形

上記のことを守って立つと、池上遼一センセのマンガのようになります。

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もちろんパンツ一丁あるいは全裸になる必要はありません。

良い姿勢とは必要なところにしっかりとチカラを入れながら、全体としてはリラックスしているように見える姿勢ということになると思います。

重心位置

左右の重心は、もしスキーを履いているとしてもどっちにも曲がらない状態で

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これは左にターンしていく画像ですが

前後の重心はスノーボードを履いているとしてもどっちにも曲がらない状態

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そのような状態にしたとき、「ずいぶん後傾姿勢だな」と思う人は、おそらく猫背が原因の前傾状態で立っている人かもしれません。

 

もし電車のホームや、電車内、エレベーターなどで「立つ」時間をなるべく上記のような意識で過ごすとしたら、結構信じられないくらいの効果があると思います。まぁみんなやらないんですが。

 

いずれにせよゴルフがバランスのスポーツであるとすれば、普段の生活からなるべくよいバランスで「立つ」ことを心がけた方が良いに決まっています。で、この状態からどのように「歩く」のかを次回の記事で考えたいと思います。

 


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