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インクラインドプレーン(その前に)

今回は本文入る前に、ずうっと後回しにしてきたこの「プレーン」という概念だけども、英語にすると「平面、飛行機、面」とかって意味になるけど、あと平野って意味もあるよね。もう今ではこのプレーンって言葉はゴルフでは当たり前のように使われてるけど、たぶん一番有名なのは

ホーガンプレーン

これだろうけど、よく雑誌とかで見かけるのって

こういうヤツで、この二つってどっちも同じ概念の「プレーン」なのかって疑問がずっとあったわけだよねー

ベン・ホーガンは上の図では「この板より上に振るなよ」としか言っていないように見えるけど、ダウンスイングのプレーンはインサイドアウト方向に傾くと言っていて(ホーガンはちゃんと3Dの「外に」振ってるってことだけど)よく見ると地面のターゲットラインと、空中のクラブの動きとの関連性を「プレーン」と言っているようだねー

一方で、雑誌でもレッスンでも「どこにクラブが上がっているか」は視覚的に確認しやすいから結構みんな自由に線引いて議論するんだけど、レイバックだのクロスだのってトップの位置の話であって、それって本当にそんなに重要なのかと(A Swingとかホーガンプレーン突き破ってると思うしね)

原則に立ち戻れば、上げるのってボール打つために上げてるわけで、どうやったらボールが打ちやすいかを考えると、必然的にインパクトでクラブヘッドがどの辺を抜けるかがイメージされて、それがやりやすいところに上げればいーじゃんってことだと思うし、それを忘れて、「どこに上げるか」にこだわり過ぎるのは本末転倒だと思うんだよね

外に上げようが前に上げようが(たぶん反則だけど)、最終的にインパクトで「インクラインドプレーン」に戻ってくれば基本的にミートするから、あとはクラブヘッドがどれだけ仕事を出来るかで距離が決まると思うんだよね

(ちなみにインクライン(Incline)という言葉には、どれだけ深読みしても「傾いた」という意味しかないよー)

逆に言えばプレーンの概念は、どういうインパクトをしたいか(どういうボールを打ちたいか)に「のみ」関わるのであって、パワーとは直接関係ないというのがTGMの考え方だと思うよー

現実的にはクラブヘッドがムリなくおいしい働きを出来るプレーンがあるしその逆もあるから飛距離に影響はするんだけど、完璧なプレーンでヘッドスピードを1m/sで振ればきっと飛ばないからねー

で、この章も含めて、プレーンに関わる章(コンポーネント5,6,7)と、デリバリーに関する章(コンポーネント23,24)が、ゾーン3(両手)で、わかりにくいからずっと後回しにしてきたわけだけど、第二章がある程度消化出来た現時点ではきっとある程度理解できるはずだと思うよー 

次回から本文いくけど、ゾーン3の説明も読んでおいてねー

さていよいよ最後のゾーン、「両手」の領域じゃこのゾーンに含まれるコンポーネントは以下じゃゾーン3 両手:#5プレーンライン#6プレーンアングル - 基本#7プレーンアングル - バリエーション#23パワーパッケージデリバリーパス#24パワーパッケージリリースこのゾーンではボールコントロールにおける様々なバリエーションが全て含まれておる。事前に決めたショットの内容を実行の際にこのゾーン、つまり両手の領域で無理くり変更させることは大抵の場合「ステアリング(3-F-7-A)」というミスを発生させるからの。ステアリングというのは...
ゾーン3 "両手" - 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!
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