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方向性のベクトル(その1)

2-D-0 方向性を決める要因

これまで紹介してきたフェースの要因とは別に、方向性を制御するためにはもうひとつ、クラブヘッドの「完全な円軌道」が必要となるのじゃ

もしクラブフェースがその旋回の半径に対して適切な関係を保ち続けるのであれば、フェースが「オープン」「クローズ」あるいは「スクエア」であるかどうかに関わらず、ストロークアークのどの一点であろうとも、与えられる方向は常に「中心の(スイートスポット)」のインパクトと同じものになるのじゃ(2-F)

レバーアッセンブリーがインパクトにおける「フル・エクステンション」の状態よりその半径を伸ばすことがあるとしても、1インチ以上になることはまれじゃ

すっごい分かりづらい文章だけどねー、たぶんストロークがきっちり円運動していれば、ちょっとボールが後ろでも(フェースオープンでも)、ちょっと前でも(フェースクローズでも)、常にボールとフェースが真正面からスイートスポットぶつかった結果は常に同じになるはずで、ストローク半径が伸びることがあるとしても(円運動がくずれるとしても)それはそんなに大きいものにはならないはずだと言ってるんだと思うよー

ボールの飛び出す方向というものは、クラブフェースがボールから離れる瞬間(セパレーションポイント)のリーディングエッジの向きに対して完全に直角となるのじゃが、インパクトの際の方向性の異なるベクトルによって、真に垂直ではないバックスピンが発生することにより、ベンチュリー効果(マグヌス効果)が発生するだけの十分な時間およびスピードが存在し、その方向に影響を与えることで最終的な方向性が決定すると言えるのじゃ

すなわち、フライトライン(Flight Line)、およびフライトパス(Flight Path)は常に2-Eの通りとなり、弾道は2-Bにあるとおりコンプレッションの「漏れ」によって決定されるのじゃ

そしてリ−ディングエッジを傾けることでクラブフェースの方向を変えることが出来るのじゃが、トウ側が上がればフェースは左を向き、下がれば右を向くので、アドレスのプレーンアングル通りにボールが飛んでいかないのはこうしたクラブシャフトの傾きによって発生している可能性があるのじゃ

ライ角の調整と維持は大事だって話だねー

ゴルフストロークにおける角運動は、二つの中心の合成となっておる

すなわち一つの円の中心は、クラブヘッドの動きの中心であり、もう一つはクラブフェースのがどのようなポジションをたどっていくかの中心ということになる

よってクラブヘッドと、クラブフェースのヒンジングの違いによく注意しながら7-10を勉強することじゃ

インパクトの最中にホリゾンタルヒンジアクションが正確に行われないことは方向性においてかなりの影響を与えるが、弾道に与える影響は少ない

インパクトの最中にバーティカルヒンジアクションが正確に行われないことは弾道に大きな影響を与えるが、方向性に与える影響は少ない

アングルドヒンジアクションをよりフラットなプレーンで行う事(10-610-7)はホリゾンタルヒンジアクションの性質を強めることになり、より急勾配のプレーンで行うほどバーティカルヒンジングの性質を強めると言うことになるのじゃ(2-Gも勉強のこと)

ボールに作用する全てのチカラが同じ方向を向いている(2-C-1#3)のではない限り、ボールの方向はボールに作用したチカラの全てのベクトルの結果と言うことになる

つまり狙った方向にボールを運ぶためのチカラを安定させるということ、さらに言えばショットの飛距離は、ボールに作用した望ましいベクトルの合計ということになるのであり、逆に言えばベクトルが分散してしまったチカラによって発生する作用を最小にとどめるよう努力をするということじゃ

スピンが発生することによるチカラのベクトルは、本来方向性の制御に用いられるものではなく、それをすればボールの高さやスピンのコントロールにロスが発生するのじゃ

そもそもスピンというものは、実際のラインオブフライトのプレーン上で発生するものなので、他のベクトルの方向になんら影響を与えるものではないのじゃ

実際には、ボールがクラブフェースから離れるのはインパクトが終了する瞬間(セパレーションポイント)であり、真にインパクトポジションと同一のタイミングでない限り、それはおそらくアドレス、フィックス、あるいは最下点のポイントではないはずじゃ

2-B2-Cの図をよく勉強することじゃ

この文章しんどいから一回ここで切るけどねー、とりあえず飛球法則のパート全部終わってからいろいろわかりやすくなるように解釈付け加えていくよー

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