サイトアイコン 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

序論 - 基本群(その2)

序論の基本(Fundmentals)つづきだよー

1-C 幾何学(Geometry)

TGMでいうところの幾何学とは、さまざまな定理の事ではなく、単純に線や形状と言った、お主達が慣れ親しんでおる(そーでもないけど)平面幾何学のことじゃ

もっともよく使われる単語としては、フラット(Flat)、平行(Parallel)、水平(Horizontal)、垂直(Vertical)、まっすぐ(Straight)などで、複数の線、あるいはそれらの関係性を表現した単語群ということになるが、それは同一平面上、あるいは同一中心の関係性の方がその正確性を視覚的に理解しやすいからで、そこには度合いの違いによる疑問を差し挟む余地がないからじゃ

1-D 構造(Structure)

TGMで言うところの構造じゃが、例えば家を建てるならば、二つの壁は直角で水平な構造であり、またそれが地面に対して水平に建てられていることが幾何学的に正しいと言えるじゃろう

しかしここにはさらに、正しい材質のもので建てられておるかという問題が存在するのじゃ

例えば地面から垂直に建てられた壁は、斜めになっておる壁に比べて何倍もの強度を持つはずじゃが、もしそれが垂直な棒の杭を並べたようなものであれば、レンガでしっかりと垂直に作られた壁の強度には遠く及ばないじゃろう

つまり、幾何学的に正しいとは言っても、構造というものはその材質が持ちうる強度を超えた負荷にさらされてはならぬのじゃ

小さな骨組みは、それ自体の速度を上げやすいかもしれぬが、急激な加速度には耐えられないかもしれぬ

また逆に、ものすごく重いものであれば、それが動くと言うことはものすごい加速度を発生させたということになるが、その速度を十分に維持出来るのはほんの一瞬なのかもしれぬ

従い各プレイヤーのストロークの長さというものは、プレイヤー個々の持っておるスピードと強度によって異なるのであり、選択されたストロークパターンがどのような強さで押し込まれるべきかによっても変化するのじゃ

1-E パターンの構築(Pattern Development)

全てのストロークのコンポーネントを、調整し、補填し、代替し、矯正し、ストロークにおける不具合が現象するよう模索してゆくことはインストラクターの使命じゃ

教わる側が知りたいことは、そのインストラクター氏によって推奨され、共に協力して組み上げてきた特定のストロークパターンにおける、各コンポーネントや要因などの個々の部分のみじゃ

練習、あるいはラウンドの機会がそう多くないアベレージゴルファーは、将来ツアーでの優勝をもくろんでおる有望なゴルファーと同じようなレベルの正確性や、個々のコンポーネントの微細な要求に誘導されるべきではないのじゃ

個々のプロセスには達成度というものがあるが、インストラクションにおける達成度というものは、明確に教わる側のポテンシャルを反映したものでなければならぬのじゃ

教わる側は、その身体に組み込まれておる以上のものを必要とする正確性を自身のゲームに求めてはならぬ

しかしその一方で生徒は、自身の身体に組み込まれた限界の範囲内で達成可能な最大の結果を出すように努力し、またそのレベルに釣り合いの取れた正確性を達成するよう常に努力をしなければならぬのじゃが、それが進むにつれ現状のゲームのあらゆる部分の正確性を高めてゆくだけで、常に自身の限界はより高いレベルに更新されつづけるのじゃ

教わる側はインストラクションに対して、常に「一歩一歩(Step by Step)」の姿勢で臨む事じゃ

唯一のショートカットは、実質的な知識、ノウハウを増やしてゆくことのみじゃ

安易に新たな手法に手を出すことは破滅をもたらすぞい

全てのボードやパネルは、全体的なデザインを構成するのに適した形にカットされておるのに、それを覆そうとすることは、目の前の課題が克服され自身にフィットし、理解され、マスターされる前に、インストラクションの完全なる効果を期待する、未熟な行為と言えるのじゃ

やっぱねー、薄々分かってたけどこの本はおいらみたいなアベレージゴルファーが手を出すべきじゃ本当はないんだよねー

おいらが一昨年の10月から定期的にラウンドするようになって、半年で100切れてそこから90前後で回れるようにすぐなって、10回連続100切って「まぁなんとなく前に転がしていけば100は切れるよねー(ふっ)」ってなって(後に単にコースに恵まれていただけだったことが後に判明)、「もっと上のレベルを目指すにはこの黄色い本に本気で取り組んでみるか」ってなったのがブログ開設のきっかけで、

全然スコア良くなってないどころかたまに100打つよー

ってなってるけど、TGMに書いてあることが間違ってるんじゃなくて、

いかに自分が未熟なのかが分かってきて自信喪失した(今も継続中)

ってのが正直なところかなー

特に六章は本当にしんどいからねー、たぶん上級者以外は読むとスコア悪くなるけど責任取らないからねー

でもTGMのおかげで「やっぱオレのコーチは言ってること本物だなー」って事も分かってきたし(だからTGMなんかほっといて盲目的にそのインストラクション通りにやってればたぶんよかったんだけど)悪いことばかりでもないからねー

たぶん去年急激にスコア良くなったのは(おいらコーチのおかげもあるけど)、ゴルフの神様が「おまえこの黄色い本日本語にしてみい」って陥れるためのエサだったんだと思うよー

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