10-20-0 - 概要 - 「投げる(Throw)」ということ

トリガータイプのバリエーションの分類は、動作の起源となるポイントの違いによって定義されておる

パワーパッケージのリリースのトリガーアクションは、以下に示す五つの方法があるが、もしその五つ以外の方法がプレイヤーによって採用されておる場合、ストロークパターンの選択にあたっては、この項にペケ印をつけておくべきなのじゃ

この五つの基本的な方法は、パワーパッケージリリース(11-24)のリストにほぼ対応したものとなるのじゃが、それは双方が極めて近い関連性を持っているカテゴリーであるからじゃ

いずれのバリエーションも4-D-0の要件を遵守しておることが絶対条件じゃ(6-B-0も勉強のこと)

10-20-A ハンドスロー

両手がトップからクラブを右方向にスイングする方法じゃ

この方法は非常に高度に「教育された両手」を伴わない限り、ストロークの崩壊につながるので注意が必要じゃ

アキュムレーターのリリースは非常に緩やかに行われ、そのためインパクト、あるいはその直前まで完全にはリリースされ切ってはならないのじゃ

この分類は、あらゆる「両手のみ」の方法、例えばパッティングのストローク(10-3-E)などもこれに含まれるのじゃ

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10-20-B ライトアームスロー

右腕(6-B-1)がレバーアッセンブリー(6-A)をシンプルにインパクトに向けて押すことでリリースを発生させる方法じゃが、アーリーリリース、あるいはディレイドリリース双方で行うことが可能じゃ

通常はヒッターに限られる手法じゃ(10-19-A)(2-M-4も参照のこと)

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10-20-C ショルダーターンスロー

まず非常にシャープな初動でショルダーターンが行われることで#4プレッシャーポイントに左腕のローディングアクション(10-11)が行われ、ピボットによる加速に引き継がれることでオートマチックに左腕が胸から投げ出されていく方法であり、10-19-Cの通りとなる(2-M-4も参照のこと)

スインガーの方法だけどねー、右肩が初動で前に出てくるのはアウトサイドインになりやすいからねー、ショルダーターンのバリエーションのスタンダードのところ見ておいてねー

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10-20-D デリバリーパススロー

デリバリーラインのアーク(弧)の最下点(10-23)に達したところで、そのアークが長いものであれ短いものであれ、自動的にトリガーアクションが発生することでスローイングを行う方法じゃ

通常ヒッターは10-20-B、スインガーは10-20-Cとの組み合わせで使用する

デリバリーパスラインの終点に達する前に意図的にリリースをトリガーする場合、ノンオートマチックのバージョンが発生するが、この場合はエイミングポイントを併用することによる調整が必要となるのじゃ

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10-20-E リストスロー

この方法では、右手の手のひらがプレーンに対して上方を向いた状態をキープし、リリースの順番を確保したリリース(4-D-0)を行うために、リリースの発生までその状態をキープする方法じゃ

両手がデリバリーパスラインの終点に達する前に意図的に手首のロールを発生することでノンオートマチックのバージョンが発生する

もしこの方法が難しすぎると感じるのであれば、10-20-Dの方法にとどめておくことじゃ

ちなみにこの方法はスインガーのみに適用が可能じゃ(6-H-0-F)

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そもそもまずリリースってなんだって話だけどねー、ダウンストロークが開始して、両手の移動量とクラブヘッドの移動量って最初のうちは同じくらいなんだけど、どこかのタイミングで両手の移動量に比べてクラブヘッドの移動量が大きくなり始めるポイントが来るわけだよねー

で、このポイントがリリースの開始点だけど、さらにそのリリースをどのようなきっかけで始めるかという「引き金」になるのが何なのかって分類だよねこれ

で、上のAとBは、両手とか、右手とか、直接的な操作でそのきっかけを作るのだけど、C〜Eでは他の部分の動きに伴って、ある程度自動的にリリースを発生させると

Cの方法では、ゾーン1、つまりボディの動きに付随していて、EとFではたぶん重力でセカンダリーレバーアッセンブリーが落ちて来るのに付随してリリースが起きるということだと思うよー

たぶんEの方法でタメを維持しながら重力とボディの力を無駄なく連携させるスインガーってのが効率的には最強な気がするねー

「ボディからスイングを始動し、左脚に重心を移動すると、両手は胴体の後方に自然に落ちて来る」ってベン・ホーガンも言ってるし、おいらのコーチも落ちて来るって言うんだけど、この「何もしなくても自然に...」系ってほんと難しいんだよねー

まずは悪玉ラグ発生させないでゆっくり両手が動いていくのを感じるってのが大事な気がするねー

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