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ラグローディングのバリエーション(その1)

10-19-0 概要 - ヒッターとスインガー

ラグローディング(クラブヘッドの感覚)は、セカンダリーレバーアッセンブリー(とクラブ)を加速する為の方法の違いによって分類されるのじゃ

これは大きく分けて、ラジアル(放射状)とロンディチューディナル(線状)の二つに分けられるが、この二つは違いに排他的なものじゃ、とはつまり、双方を同時に活用することができないと言うことじゃ

まぁラジアル(放射状)だってことはねー

両手の動きって結局青線の左肩を中心とした楕円形みたいになると思うんだけどー、その中心から外側方向にチカラをかけながら加速するのがラジアルってことでー

上の写真みたいにクラブをグリップエンド方向に引っ張り続けて加速するのがロンジチューディナルってことみたいだねー

ちなみにエクステンサーアクションとラジアルの違いだけど、やってることは似たようなもんなんだけど、「加速の方法なのかどうか」ってことだと思うよー

エクステンサーアクションもクラブを回転の中心から外側方向に押し出してテンションをかけてるけど、それはあくまでパワーパッケージの剛性を確保しているだけで、加速そのものはロンジチューディナルでやってるってことみたい

で、二つの加速方法は「相互に排他的(mutually exclusive)」って言ってて、なんか戦略コンサルっぽい言葉だけど、重なり合わない性格のものだってことみたいねー

そして上記二つの方法は、実行にあたっては以下の三つに展開されることになるのじゃ - すなわちリリースに向けてドライブするか(10-19-A)、ドラッグするか(10-19-C)、フリックするか(10-19-B)のいずれかになるのじゃ(7-3も勉強のこと)

この選択は、個人の感覚に影響を及ぼし、全体の動作をより強調させることになるが、とりわけクラブヘッドラグプレッシャーポイントの関与において顕著なものとなる

全てのバリエーションにおいて、「二重振り子の法則(2-K)」を遵守したものであることが必要じゃ

一般的な傾向として、ドライブローディングはラグを最小にすることができる、つまりコンパクトな、あるいはショートストロークに適しており、つまり筋肉の収縮(筋肉で引っ張る)動作を意味する

そしてドラッグローディングはラグを最大化することができ、フルショット、ロングストロークに適しており、筋肉の伸長による出力(腱 -けん- で引っ張る)と言える

フロートローディングは双方になり得ると言える(7-20参照)

デリバリーラインの方法のについて2-J-3も勉強のことじゃ

上に記した特徴があるとはいえ、全ての方法はあらゆる距離のストロークに応用が可能なものじゃ

もしお主がショート、ロング双方のショットにおいて同じラグローディングの方法を用いることができないのであれば、お主はヒッター、あるいはスインガーのことを完全に理解しておるとは言えないのじゃよ

また憂鬱なこと言ってくれてるけどねー、たぶんヒッターかスインガーかって基本的な部分は変えないで、ヒンジアクションで使い分けろってことだと想像するよー

まずはショートショットに習熟すること、すなわち両手のモニタリングをする為の時間が取りやすいショットで練習をするということじゃ(3-F-6)

6-B-1-Dを参照しつつ、以下の二つの方法を使って練習することは、ラグプレッシャーの感覚を探求することにおいて過度な腕のモーションを抑制することに効果があるのじゃ

すなわちヒッターは、エクステンサーアクションに変わって、右腕で前後双方に加速を発生させることを学ぶ必要があり、

スインガーは「ベンドした状態の右手首」もしくは(あるいは同時に)「エクステンサーアクション」が「両腕がまっすぐな状態」に向けてクラブシャフトがスナップされる(その量の多少は想定した範囲である)際に、腕のモーションが極力少ない、あるいは全く発生しない(意図的に発生させるクラブヘッドのはずみによるものを除き)状態を練習する必要がある

いずれの方法においてもそれぞれのパターンにおいて、基本であるフラットレフトリストのダウンストロークを行うようにすることじゃ(特に12-112-2)

これがものすごく単純化して言えば、押して打つか、引っぱって打つかの違いじゃ

ヒンジアクションは、ヒッターとスインガーを分類する要素ではない

これらは全て、その特徴を失うことなく互換させることが可能じゃ

ヒッターがホリゾンタルヒンジングを使用するのは、右腕のパドルホイールアクションがアングルドヒンジングの傾向になりすぎるのを抑制したい場合であり、スインガーがアングルドヒンジングを用いるのは、遠心力がホリゾンタルヒンジングの傾向を強めるのを抑制したい場合じゃ

いずれの方法でも、7-2の通り、クラブフェースの操作の技術は要求されるがの

スインガーにとってのクラブフェースの操作は、ヒッターのものと同じグリップタイプを必要とする(10-2-B)が、これは10-2-Gがその正確性を保全するわけではないからじゃ

さすがに重要パートだけにだいぶコッテリしてるけどねー、とりあえず言ってることをなるべく頑張ってまとめるとー

・ヒッターのラグローディングは「ラジアル」であり、ドライブローディイングを用いる

・スインガーのラグローディングは「ロンジチューディナル」であり、ドラッグローディングを用いる

(ちなみにフロートローディングはヒッター・スインガーどっちでも使える)

・単純化は危険だけど、ヒッターは右上腕三頭筋を収縮させて「押して」打つ

・スインガーは左腕(もしくはボディ全体)で「引っ張って」打つ

・ヒッターとスインガーでは得意分野は異なる(ヒッターは短距離、スインガーは長距離)が、距離に関係なく同じ打法を用いることが可能である(たぶんそれ推奨)

・ヒッターはプライマリーレバーアッセンブリーを押して、左腕を伸ばしていきながら加速するが、スインガーは加速行動が左腕を伸ばすわけではないので、エクステンサーアクションでパワーパッケージの剛性を確保することが必要となる

・ヒンジアクションとヒッター、スインガーの分類は直接の関係はない

ってことなのかなー

で、次回以降バリエーションに進むよー

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