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エイミングポイントの活用(その1)

前回のエイミングポイント続きだよー

仮にお主が、短い番手のクラブを使うとしたならば、その広いフェースは遠心力によってスイートスポット(重心)を後方からリーディングエッジ方向に向けて動かすチカラを強めることになる、すなわちクラブフェースがスクエアに戻るチカラが強まるという事じゃ

短いクラブほどフェースが返りやすいってことでいいと思うよー

またあるいは、全てのクラブにおいて、すべて同じリリースの感覚を用いた場合に、ボールの位置をストロークの最下点より後ろに下げれば下げるほど、より方向性の強いボールを打つことにつながるとしよう

この事が、「同じリリースの感覚を用いるならば、ボールの位置も常に同じでよい」という思い込みを発生させ、こうした者は常に正確性向上のためにもがき苦しむ事になる

実際には、感覚的にそれを疑わしいと思うからこそ、インパクトフィックスにおける手の位置を確認するプロセス(7-8)が必要になるのじゃ

ま、早い話がボール位置は状況によってかわるよーと

もしお主が長い方のクラブを、ぐっとタメ込んで振る(Choke Down)のであれば「エイミングポイント」は前方に移動させるということになるのじゃ

このタメ込む動作というのは、すべてのクラブのシャフトの長さを「同じ長さにする」ことであり、つまりエイミングポイントも常に同じで良いということを意味するのじゃ。ストロークの半径が短くなれば、自然と正しいタイミング(早くフェースは返ってくる)になるからのう。全ては相殺の関係にあるのじゃ

覚えておくのじゃ ー エイミングポイントが関わる要素はあくまで

1. クラブシャフトの長さ

2. ハンドスピード

3. リリースポイント の三つじゃ

★ボールの位置には関係はない

若干ナゾだけどねー、大事なことはボールの位置や番手に合わせてリリースの感覚を変えない方がいいってことだと思うのねー

上のリストを順番に見ていくと、クラブシャフトの長さが長くなればなるほど早くリリースしなきゃだし、短いときは遅くてもおっけーだから、同じリリースの感覚じゃねーじゃんって思っちゃうんだけど、現実的には長いクラブ振るほどストロークって大きくなるから、たぶん下の動画みたいにプーリーの径そのものが大きくなるよねーと

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で短いストロークでプーリー径が小さいときは

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でハンドスピードってのはベルトの速度で、これはその人に合った一定のタイミングがあるとすると、自然とリリースポイントもちょうど良いところが見つかるんじゃないかと。でこれら三つの要素でエイミングポイント、つまり右肘をどの方向に伸ばしていく(落としていく)と良いインパクトになるかを実験して練習しろってことだと思うよー

これらリリースにかかわる要素の本質をよく把握しておくのじゃ

すなわち、ベルトがまっすぐな部分は、適切なエイミングポイントの位置を決定し、その逆もまたしかりじゃ

しかしこの部分がエンドレスベルトのスピード、つまりハンドスピードを決定するものではないし、その逆もまたしかりじゃ

右腕に蓄積されたパワーを放出する、つまり主に右肘を伸ばす動作というのは、あくまでクラブヘッドをコントロールする動作じゃ

一方でフラットレフトリスト(クラブフェースコントロール)というのは、いかなる状態、条件下においても、インパクトに際して、あらかじめ選定されたヒンジアクションを通じて、左手甲を地面に対して垂直にすることのみを表しておる

よって、1-Fにあるとおり、両手は常に独立した存在でありながら他の様々な要素との関連性を保っておる

もーこの説明長くてしんどいからここで一回まとめちゃうけどねー、TGMで言うところのストロークの最下点はどこなのかって話なんだけど、

幾何学的にはストロークの最下点は左肩の前に位置する

らしいのね。まあ身体の正面で左腕伸ばしたらそうなるかも

ということはボブ・サップみたいな体型と、おいらみたいな貧弱ガリなで肩の体型では、同じ身長、腕の長さだとしたら、ボブ・サップの方が最下点は外側(飛球線前方)に来ることが予想されるよね。肩幅あるし

もっと言うと、肩幅が大きいと言うことは上のエンドレスプーリーのプーリー径が大きいと言うことかもしれない。身体ひねったらその径も違ってくるし

でもって地面から打つ場合の理想的なインパクトってことで言うと、ボビー・クランペットの「インパクト・ゾーン」では、ボールをヒットしてから4インチ先に最下点が来ることが望ましいと言っていて、PGAの選手のスローとか見てもそんな感じっぽい

じゃあ左肩前方の10cm前にボールを置けばその人の体型に合ったジャストインパクト位置になるだろうと

でも本文にもあるけど、スタンスってバランスをキープする上ではクラブ長くなればなるほど拡がっていくはずで、これって左肩とは関係ないよね。つまりスタンス拡げたからって肩幅が増えるわけじゃないよね

なのでスタンス幅で変わってしまう左足の位置を基準にしたボール位置ってあんまり論理的とは言えないよねと

身体(自分の体格)とエイミングポイント(自分のリリース位置)があって、あとは諸条件をもろもろ鑑みて

1. 当たりそうな位置に立ち

2. いつも同じリリース感覚でストロークする

って練習するのが良いよーということだと思うよー

で、一方ベン・ホーガン様は「まぁ経験則でまとめるとボール位置はこんな感じ」

「モダンゴルフ 徹底検証」デイビッド・レッドベター著 ベースボールマガジン社より抜粋

って見事に左足基準でわかりやすく説明していて、みんな「あ、こういうことでいいかも、さすがベン・ホーガン、わかりやすいよー」ってことになるいつものパターンだけど、TGMの理屈もいわゆる「ボール位置」論争の一つの結論にはなると思うよー

エイミングポイントまだ続くよー

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