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ヒップターン - フラダンスの柔軟性

ヒップターンは、10-14のバリエーションにある通り、両膝の曲げ伸ばしと、ウエストのベンド(屈曲)によって作られるコンポーネントじゃ

ちなみにこの次のコンポーネントでヒップアクションってのが出てくるけどねー、ヒップターンはあくまで動作、つまりmotionのことだけど、actionって言った場合は「作用」だから、何か他のことに影響を与える場合がアクションになるよー

具体的にはヒップターンは「動き方」を分類しているのに対して、ヒップアクションは動作発生の「タイミング」を分類してて、最終的にはそのタイミングによってショルダーターンに与える影響を分類している、ように見えるよー

このヒップターンを用いずに、(1)ウェートシフト、(2)ショルダーターンプレーンの軸の変化を行おうとすると、それは頭を動かすというタブーを犯す以外にないのじゃ

ヒップターンはフラダンスのように柔軟な動きを可能にするので、ヒップと肩を独立して動かすことも連動させて動かすことも出来てしまう。このタイミングが悪いと、ダウンストロークを開始した際に右肘とヒップが干渉して「ぶん投げる(Throwaway 4-D-0)」動作に繋がってしまうことがあるので要注意じゃ。詳しくはデリバリーラインの旋回準備(12-3-22)参照じゃ

ウェートシフトは、ヒップターンがその原因というよりも、ヒップターンに付随してしか発生してはならないのじゃ。つまりウェートシフトをさせるにはヒップターン(ヒップモーション)が必須とおぼえておいてほしい。それ以外の動作でウェートシフトを発生させるには、膝のスライドによる「スウェイ」もしくは頭(というか軸)を揺することによる「ボブ」というやってはならない動作が避けられないのじゃ

ヒップターンは、後述のヒップアクションのバリエーションをコントロール、あるいは組み替えるのに使用されるもので、さらにはゾーン1(9-1)の動作全体が過度に誇張されるのを防いでくれる働きがあるのじゃ(2-N7-16)

さっき本屋さんのゴルフ本コーナーのぞいたんだけど、この「ヒップターン」って言葉はだいぶ最近の本の題名にも使われてるみたいだねー

きっと「ボディターン」って言葉がなんだか曖昧でスライスを招きやすいってことに気づいて、もうちょっと具体的な記述をしたほうがいいという良心的な配慮か、「ボディターン」ってもう手垢がつきすぎた言葉だから新しい言葉のほうが売れそうってことなのかよくわかんないけどー 

思ったのは、まぁヒップターンって表現でもスライスはするだろうねーってことと、その言葉自体は50年近く前に書かれた本にかいてあるんだけどなーってことだねー

ってDisってるわけじゃないからねー!興味あったら買ってねー!って買わないかー

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