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ショルダーターンのバリエーション

 

10-13-0 概要

ではショルダーターンのバリエーションじゃ

以下の五つのバリエーションは、ストローク中に使用されるインクラインドプレーンと、右肩の動きの角度の関係で分類される

右肩の動きがフラットになればなるほど、より多くのショルダーターンが必要となり、またオンプレーンにキープされるべき時間も長くなる。逆もまた然りじゃ

10-13-A スタンダード

これは複合型なのじゃが、この後に出てくる"B"のフラット型でバックストロークを行い、"D"のオンプレーン型でダウンストロークを行う型じゃな。ほい次

待てこらじじい
スタンダードって一番オーソドックスでよく使うやつってことだろ。なんでこれだけしか説明がねーんだよ。写真もねーし。というわけでスタンダードはまた後ほど考察

10-13-B フラット

右肩が十分に回った状態では右肩はオンプレーンの位置に収まるわけじゃが、この位置に対してフラットな軌道でバックストロークを行うのがこのバリエーションじゃ。右肩をまっすぐ後ろに引くようなバックストロークじゃな

ダウンストロークで全く同じ軌道を右肩が通る場合は、ストロークの円軌道の一部として行われる場合のみ使用可能じゃが、ほとんどの場合「オフ・プレーン」つまりアウトサイドインのストロークを招くことになるので要注意じゃ

(C) The Golfing Machine

10-13-C ローテイテッド

これはいわゆる「前傾なり」、つまり背骨を中心軸として両肩を結んだ線が軸に対して垂直に動くようなショルダーターンじゃ。動かし方としてイメージがしやすいというか、幾何学的に納得がいきそうなものじゃが、実際のストロークにおいてはバックストロークでオンプレーン(次の"D")に降ろしてくる形が多いようじゃ
もちろんこのバリエーションでもパワーアキュムレーターにローテーションのパワーを正しく伝えることはできるが、ウェートシフトをあまり行わない場合や、かなり上手にウエストの曲がった状態をキープできる場合に限られる
早い話が10-13-Aのスタンダードの方がシンプルじゃな


(C) The Golfing Machine

10-13-D オンプレーン

"B"もしくは"C"のバックストロークを行ったのちに、右肩がインパクトに向けて、あらかじめ想定されたダウンストロークのクラブシャフトプレーンに正しく動いていくのがこのバリエーションじゃ。もしダウンストロークで右肩がしっかりとプレーンに触れない場合は、ダウンストロークプレーンをよりスティープ(急勾配)にしたほうが良いぞ


(C) The Golfing Machine

10-13-E ゼロ

ショルダーターンを全く必要としない、つまりものすごいショートストロークや、何らかの制約でゾーン1を使用するショットが行えないなどの場合に使うものじゃ。こうした状況では、ボールの位置よりも身体の位置を基準にした幾何学的なストロークを行うことじゃ。ボールを打ちに行かず、クラブを動かしたらボールに当たる位置に立つということじゃな

(C) The Golfing Machine

このバリエーションを見ていくとねー、要するに「バックストロークはわりかしどうでもいいが、ダウンストロークでは絶対右肩が前に出てこないように、後ろ目に低めに右肩をターンさせてね」って言ってると思うのねー

爺が「スタンダード」と言ってるのは、割とまっすぐバックストロークで右肩を後ろに引いて(上のバリエーションのBパターン)、ダウンではクラブシャフトプレーンに向けてってんだから相当下のほうなんだけど、つまり急勾配にターンというか、下ろせと言ってるわけだねー

いやそんなことみんなスタンダードにやっとんのかいやってへんやろと思いつついつも見てるルーク師匠の動画で検証すると

うわ、ほんまや!右肩スティープになっとる!

そしてついでに完璧に右肩がクラブシャフトプレーン方向に動いてる。なんか右肘がこうしっかり身体に絞り込まれる感じで格好いいなぁと思いつつマネしようとするとなんかリキんで絶対クラブが寝てしまうこの形は。。。

右肩のダウンプレーンで作るものだったのかー?

で気になって、「ショルダーターン」で動画とか画像とか検索すると、

まぁだいたい上のような画像や動画が出てきて、「背骨を軸にしっかりと肩を回しましょう」とか言ってるんだけど、爺に言わせるとそれはパターン"C"で、ダウンでも背骨軸だと事故る可能性が高いと言ってるわけだねー

そもそも「ショルダーターン」って言葉自体がマイナー検索ワードで、実は「右肩 突っ込む」というお悩みの方が世間では圧倒的に多いみたいだよー

つまりみんなアウトサイドインになるのは右肩がダウンで前に出てきてしまうからだということを薄々わかっていて、その対策ニーズの方が多いということだねー

で、対策としてほぼケリー爺と同じこと言ってる動画がこちら

youtu.be

違うのは、上の動画も含めて「右肩が突っ込んでしまう場合は、右肩で下からえぐるように打ってみると対策になる」と言ってるのに対して、ケリー爺は「右肩を後方、下方にキープしてダウンするのが標準的なコンポーネントであって、ゾーン1で作った回転をゾーン2に伝えるために必要だ」と言ってるところだねー

というわけでこの爺の言葉は金言として覚えておくねー

ダウンストロークでは、右肩は常に「後方」かつ「下方」であることを保たねばならない(Keep Right Shoulder not only  "BACK" but also "DOWN")

いつか「爺の金言」ってカテゴリー作ってそこにメモしていこっと

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