サイトアイコン 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

ザ・ゴルフィングマシーンとは?

TGM(The Golfing Machine)を書いた人は最初に言っとくけど、ケリーさんって言うんだけど、プロゴルファーでもなければ物理学者でもないよ。

彼の物語はスコットなんちゃら言う人がノンフィクションにまとめててそれもおもしろいからそのうちまとめるけど

ゴルフ始めて二回目のラウンドで77出して、それからゴルフにハマって、そのうちに第2次大戦が起きてボーイングで爆撃機の不具合解決のマニュアルとか書いてて(バイトみたいな臨時徴用だけど)、そういうマニュアルちっくなゴルフ本作ろうと思って30年くらい研究して、60過ぎでTGMを出版したよ(自費で)

当然のようにこんな本誰にも見向きもされなかったよ

書いたのがただのおっさん

幾何学的、物理的にゴルフを分析するとか言っても別に専門的に勉強したわけでもない。理論としても目新しいものではない。

この本読んでプロになった人がいるわけでもない。ベンホーガンの「モダンゴルフ」みたいに「こうやって打て」というメソッドでもない。

写真付きで解説がいっぱい載ってるのはいいけどそのモデルもただの素人のおばちゃん。

でもこのおっさんはあきらめずにいろいろ営業して、知り合いから有名なコーチのベン・ドイル君を紹介してもらうよ。ベン君いいやつで話を聞いて本を読んであげたよ。でもってためしに自分の生徒にTGMをベースにしたレッスンを開始したよ。そしてらみんなとっても上達したってよ

そのうちベン君はボビー君という少年と出会うよ。13歳でハンデ8だからすでにうまいけど、ベン君はTGMを彼に勉強させて一生懸命コーチしたよ。彼は15歳でハンデゼロになってアマチュアの大会を勝ちまくるよ。そこで少しTGMが注目されるようになるよ

ボビー君鳴り物入りでプロなってメジャー優勝しかけるけどメンタル弱くていっつも最終日でトム・ワトソンとかに負けちゃったよ。結局PGA1勝しか出来なくて今はコーチとか解説とかコース設計とかして結構有名みたい

ベン君はすごいよ。超有名コーチになっていろんなプロ教えたよ

でもTGMはあんまり流行らなかったよ。やっぱ「タイガーウッズ ゴルフを語る」とかのほうが商業的に成功しやすいよ。だもんでTGMはプロコーチ向けのマニュアルとして、公認インストラクター養成にビジネスを変化させたよ

今はTGMは会社になってて、インストラクターの養成はしてるみたい。でもたぶん「TGMの公認インストラクターなの?おおSUGEEEE!」

ってなんないから、少なくとも日本では。この養成ビジネスがビジネスとして成立してるかは不明

おいらが手にいれたTGMの原著もたぶん流通してなくて、養成講座受けた誰かがAmazonで売ったものと推測(だから高いんだと思う)

でこの本のコンセプトだけど、一言で言うと

G.O.L.F とは

Geometry Oriented Linear Force

幾何学的に裏付けのある直線的な力

だってさ。語呂合わせ?

でどういうことを言ってるかというと、

1.唯一究極のスイングなんてないよ

その人に合った、一番再現性の高い、効率的なスイングがあるだけだよ。具体的にはゴルフは24個のコンポーネント(グリップタイプから始まってストロークタイプ、プレーン、ヒンジアクション、ヒップターン、ひざの動き、力のため方他もういっぱい)で出来てるけど、やりやすいのを組み合わせていけばいいよ。道具のフィッティングとかと同じような考え方だよ

2. とにかくインパクトが大事だよ

インパクトはね、クラブフェースがボールにあたって、離れるまでの間を言うよ。時間にして0.005秒で、距離にすると5cmくらいだよ(HS 40m/sの場合)。この間のヘッドのスピード、方向、フェースの向きでどんなボールになるのか決まるよ。ストロークのすべての動きだの作用は、このインパクトを正しく行うためにあるよ

逆に言えばインパクトが完璧ならば他はどうでもいいし、インパクトが完璧じゃないなら他の動作がどんなに美しくてもぶち壊しだよ

3.ゴルフのストロークの成立要件は以下3つだよ

(1) フラットレフトリスト

インパクトで左手は甲側には絶対曲げないよ

(2) ラグプレッシャーポイント

クラブヘッドの慣性でインパクトではシャフトにストレスがかかっているよ

(3) インクラインドプレーン

インパクトでは傾いた平面(プレーン)の上をシャフトは移動するよ

4.表現じゃなくて、説明や定義のほうが使えるよ

「クラブが寝てる」よりも

「クラブがオンプレーンでない、つまりクラブシャフト延長線上にレーザービームが出ているとして、バックスイングではクラブと、飛球線延長線が平行になるまで、そのレーザービームは後方に伸びた飛球線延長線の上をなぞるよ。そのあとはグリップ側から出ているシャフト延長線レーザービームが飛球線延長線前方をなぞるよ。ダウンでも同じようになぞりながら降りてくるのがオンプレーン。が出来てないよ」のほうがわかりやすいよ(そうかなぁ笑)

まぁでも「レモンを絞るように」みたいな表現とか

「リストターン」「ボディターン」みたいな定義があいまいなものとか

そういうのが独り歩きする(多分日本で1000万人くらい歩いてる)ことはコーチ、プレイヤー双方にとって弊害そのものでしかないから、誤解の少ないコミュニケーションのための用語の定義ってけっこう大事だよ

5.幾何学や物理学みたいな原理原則的なものって時代が変わってもそんなに変わんないよ

ニュートンから何年たっても、物体は昔と変わらないスピードで落下するし、分度器で測れば60度は60度だよ

じゃあ58度の角度でスイングしようとするときにどんな感覚になるかは自分の感覚でいいのだけれど、58度は58度だよ。そういう普遍的なものから自分の感覚を磨いたほうが実戦で役立つな感覚が身につくよ

別の言い方すると、スイング理論とかは道具や時代で変化するけど、原理原則はたぶん変わらないから知っといたほうが合わせていきやすいよ

んなかんじ

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