サイトアイコン 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

2019年 女子 最終プロテスト 決戦の幕開け

さて本日より、いよいよ2019年度LPGA 最終プロテストの幕開けです。今回のプロテストがどのようにヤヴァいのかはこれまでの以下記事をご確認ください。

なんの脈絡もありませんがこの情報については今この段階でまとめておくのが最善と判断しましたのでぶっ込みます。今年の女子ゴルフのプロテストについてです。プロテストについては放映もありませんし観戦も出来ませんので結果を追いかけるしかないのですが、現在一次予選が行われているところですので、LPGAの公式サイトなどで状況を確認しながら選手の皆さんの検討を祈りたいと思います。www.lpga.or.jphttps://www.golfnetwork.co.jp/news/detail/23656なぜスーパーアマチュアの安田祐香選手ですら「プロテスト受けたくない」と言っ...
2019年 女子ゴルフ プロテストがどれだけ過酷なのかをまとめておく(その1) - 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!
前回(その1)の記事はこちらです。さて先週行われました女子ゴルフ公式戦の日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯では畑岡菜紗選手がぶっちぎりの優勝を果たしましたが、彼女は今年ハタチですので、本来であれば2017年にプロテストを受験する予定だったわけです。しかし前年の2016年にアマチュアで参戦した日本女子オープンで優勝しましたので、この後でプロ宣言を行ってLPGAプロフェッショナル会員の資格を得ました。なので彼女はプロテストを受験していません。今年プロテストを受験を控えている選手達もきっと「もう誰でもい...
2019年 女子ゴルフ プロテストがどれだけ過酷なのかをまとめておく(その2) - 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!
とっても忙しいのですが来週からある地区ではプロテスト二次予選が始まってしまうのでこの話題を進めます。これまでの記事はこちらです。第二次予選の顔ぶれ第二次予選からは、第一次予選の勝ち上がり者に、昨年度の最終プロテスト進出者が加わって繰り広げられます。ただし昨年まではプロテストに合格していなくとも、今年のツアーの出場権を決めるQT(クオリファイイングトーナメント)には出場出来ましたので、そこで上位だった選手はTP単年登録している選手がいます。それらTP単年登録者は最終プロテストからになります。つまりa) ...
2019年 女子ゴルフ プロテストがどれだけ過酷なのかをまとめておく(その3) - 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!
明日9月24日からザ・ロイヤルゴルフクラブで始まる2019年女子プロテストA地区のペアリングが発表になりました。www.lpga.or.jpこれまでの記事で紹介していない選手で注目なのは、チャン・ウェイウェイ選手ですが、2017年にステップアップツアーで優勝し、レギュラーツアーにも数回出場していましたのでご記憶の方も多いでしょう。美人ですし。昨年は最終プロテストに進みながら棄権でした。さらに第一次予選から参加してトップ通過で第二次に進むnews.golfdigest.co.jpこのフォン・スーミン選手などは、米国ヴァンダービルト大学卒で身...
2019年 女子ゴルフ プロテストがどれだけ過酷なのかをまとめておく(その4) - 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

最終プロテスト優先出場権獲得者、TP単年登録選手、これまでの予選会勝ち上がり選手など、総勢100名がこの本日から四日間の日程で行われる最終決戦に臨んでいます。参加選手一覧および本日のペアリングについては以下のサイトがわかりやすいです。

LPGA最終プロテストのペアリング情報はゴルフのポータルサイトALBA.Netにおまかせ!
LPGA最終プロテスト ペアリング - ゴルフ情報 ALBA.Net

この顔ぶれを見れば、ステップアップツアーで優勝あるいは賞金ランキング上位の選手、レギュラーツアーで賞金ランキング70位(70以内はファイナルQT出場権獲得)にあとちょっとの選手、レギュラーツアーで何度となく予選通過し上位入賞も果たしている選手、アマチュア日本代表として数々の国際経験を積んだ選手、そして海外から日本LPGAに参戦を目論む強豪選手などがひしめき合っています。そして来年以降はLPGA正会員(プロ資格保有者)以外は翌年度の出場権を決定するQT(クオリファイイングトーナメント)に出場が出来なくなりますので、とにかく今年のプロテストに合格することがものすごく重要なのです。

今年のプロテストまでに変更された各種の規定については過去記事をご参照いただくとしまして、くどいようですがそれでも晴れて今回のプロテストに合格して「LPGA正会員」となれるのは

20位タイまで

です。先日合格候補の筆頭とも目されていた古江彩佳選手がレギュラーツアー優勝でLPGA入会を果たしたおかげで、1順位ぶんは枠が拡がったとは言え、ムチャクチャ過酷な争いになることは間違いありません。出場選手の健闘を祈りつつ最終プロテストの展望をほんのり行いたいと思います。

最終プロテストの会場

今回の最終プロテストの会場ですが、

気に入ったプランがあれば、その場で直ぐにゴルフ場予約も可能。さらにプレーするごとに「楽天スーパーポイント」が貯まってお得♪格安&人気のゴルフ場予約・コンペ予約は楽天GORAで。
JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部のコースガイド - 楽天GORA ゴルフ場予約

岡山県の「JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部」になります。

瀬戸内海を臨む海沿いのリンクスコースとあります。さらにいろいろクチコミとか調べますと、平坦、広い、マウンドでコースをセパレートしているのでOBは少ない、ブラインドなどはない、バンカーはそれほど多くないなどの情報が目に入ります。もちろんリンクスなので風は強いことでしょうし、ホールごとの写真を見るとなんかラフやブッシュの感じがとてもねちっこそうな印象を受けます。当然フェアウェイを狭くしてラフを伸ばしてグリーンを硬く速くするなどのトーナメント仕様の味付けにはなっていると思いますが、最終まで進んだ猛者たちであればある程度スコアを作っていけるのではないかというのが第一印象でした。ところがです。。。

実はコチラの会場は昨年、つまり2018年度プロテストの二次の会場だったわけです。その時の上位陣の顔ぶれおよびスコアがこれです。

なんと四日間競技でアンダーがわずかに四人。安定感抜群で先日USのQTを上位通過して来年度からUSLPGAツアー参戦予定の河本結選手が4アンダー。たぶん地元(岡山)だし今年全英を勝ったしぶこ選手ですら7オーバーです。去年のプロテストは二次が六月でしたので雨とかもあったのかもしれませんが、それにしてもシビアなスコアです。またこのレベルの選手でも80回を超えるスコアが頻発していますので、やはり想定以上にスコアを崩す要因が多いコースなのだと思います。

昨年の二次の傾向だけを見ればあまりビッグスコアが出ないようですので、やはり大叩きを極力おさえて四日間安定したゴルフを展開した選手が上位に来ているようです。そうなればやはり各ホールごとにどのような戦略でパーを拾っていくかというマネジメントが重要な鍵になるような気がいたします。

幡野夏生選手のインスタグラムより。左から三浦桃香選手、幡野夏生選手、篠崎愛選手、宮田成華選手の単年登録組。

そのために選手達は11月1日くらいから続々現地入りして練習ラウンドを重ねております。幸い天候はそれほど悪くならない予報ですが、一打一打をしっかりと集中して、悔いの残ることないようしっかりと戦って欲しいと思います。

余談になりますが、今年もそうであったように、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯は、前年のプロテスト会場で行われる流れになっているようでして、2020年の同大会もこのJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で行われることが決定しているようです。今回合格してLPGA正会員になった選手が来年同大会のためにこの地に戻ってきたときの感慨はいかばかりでしょうか。少しでも多くの選手が(っても20位タイまでなんだけど)その夢を実現できるよう健闘をお祈りしたいと思います。

モバイルバージョンを終了