サイトアイコン 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

べーシックモーションのカリキュラム - 非技術的かつ簡易化されたもの

12-5-0 基本的な要件

ゆっくりと、スムースな動作で、上および後ろへ、下および外へ、上および内へ、双方向に同じだけの距離をできる限り継続して練習を行う事じゃ

お主の「ベーシックモーション」は、アングル、ペース、リズムおよびポスチャーが常に同様の特徴を発揮できるよう注意深く調整するように選択されたものでなければならず、そこにぶらさがっているストロークコンポーネント群が、意図せぬ理由によってそれらの特徴を代替してしまう事がないようにすることで、お主の「定理(Constant)」として機能し続けるのじゃ(3-F-5-1)

1. インパクトに向けて、あるいはインパクトのためにストローク中に何らかの調整を加えるような事は、絶対に、絶対にしないこと
そうした行為は「ボールをハックする」というものであり、「ハッカー」を作り出すのみである

2. 後述する三つのステージにリストアップされているアイテム群を、順番に、不必要に動作を遮ることがないように消化すること
またそのためのアドレスルーティン(3-F-5)をよく吟味して構築すること

3. アイテム群の実行にあたっては、単一あるいは少ないアイテムの実行であっても、最初はボールを使用せずに、次にボールを使用して行うこと
3-B5-0、また三軸構造を含めた12-3を遵守のもと進めていくこと

4. 全てのステージの初動において、専門家の監修を受けること

5. 可能であればベーシックストロークパターンの分類に基づく、すなわちヒッターかスインガーかの選択(12-1もしくは12-2)を行うが、(双方は根本的に異なるメソッドであるので)同時には行わないこと

6. 全般を通じてストロングシングルアクショングリップ(10-2-B)の習得は必須である

7. 必ず一つのレッスンが完了したのちに次のレッスンに移ること

8. アスタリスクのついたアイテムのみを行えば簡略化バージョンとなる

9. 本カリキュラムはほとんどの生徒にとって他に類を見ないものであるかも知れないが、基本修了証のためのカリキュラムとしても機能するものである
しかし最も重要なことは、他の全てのG.O.L.F.のカリキュラムとの連合のもと使用されるべきということである

10. ステージ1,2,3において、各アイテムに付随する二つの欄に含まれる情報は、インストラクターによって最適なタイミング、最適な表現によって最も効率的に伝えられる可能性がある

12-5-1 ステージ1 ショートアイアン - ベーシックモーション

振り幅は前後に2フィート(約60センチ)で、ピボット、ショルダーターン、アキュムレーター#3の出力はゼロにするのじゃ
本ステージで習得したいことは主に基本的なボディのポジション、基本的なパワーパッケージコンポーネント群のアライメント、アームモーションによるパワーアキュムレーターの動作じゃ

No.  コンポーネント         スケッチ1-L     参照番号

*1.  グリップ             1-L-3        10-2-B
2.  スタンスライン          1-L-19         10-5-A
*3.  プレーンライン          1-L-16/18/19    10-5-A
4.  フットポジション                   10-17-B
*5.  フットローディング                  7-17
*6.  ニーベンド                      10-16-C
*7.  ウェストベンド                    9-1-1
*8.  ステイショナリーヘッド      1-L-1/2         3-F-7-C/D
*9.  レフトアームモーション       1-L-9         6-B-4
アキュムレーター#4
*10.   ストレートレフトアーム       1-L-8         6-A-4
*11.   フラットレフトリスト        1-L-8         4-D-1
*12.   ライトエルボーベンド        1-L-7         6-B-1
アキュムレーター#1
13.   ライトフォアアームポジション     1-L-10       7-3
*14.   プレッシャーポイント#2                 6-C-1#2
*15.   プレッシャーポイント#3       1-L-7/12      6-C-1#3
*16.   ライトフォアアーム「トレース」    1-L-10         5-0
17.   ライトーフォアアーム「ファニング」            10-3-A
*18.   エクステンサーアクション                 6-B-1-D
*19.   ペース                          2-G
20.   ハンドモーション - ヒンジング     1-L-4         4-D-0
*21.  リズム                           2-G
*22.  「クローズドアイ」による「手の教育」

ステージ1をまずはパターで繰り返し練習し、その後に8-11の通りフォロースルーを行う為の調整を追加すること

また「*」のついた項目は、それのみを行う事で簡略化バージョンとなる

12-5-2 ステージ2 ショートアイアン - アクワイアードモーション

本モーションでは右前腕が地面と平行よりは下側での動作で行われ、ピボットはゼロから最小限、またアキュムレーター#3およびショルダーターンの使用も必要最小限にするものじゃ
本ステージで習得すべきは、ボディモーションの初歩、そしてパワーパッケージにおけるハンドアクションによるパワーアキュムレーターのアライメントおよび関係性の導入じゃ

No.  コンポーネント         スケッチ1-L     参照番号

*1.  ウェイトシフト                    10-14-A
2.  フラットショルダーターン                10-13-B
*3.  ニーアクション                     10-16-C
*4.  フットアクション                    10-17-C
*5.  リストコック - #2 アキュムレーター           6-B-2
6.  リストアクション                    10-18-A/-C-2
*7.  リストロール - #3 アキュムレーター           6-B-3-0
8.  クラブフェース操作                    7-2
*9.  オンプレーンクラブシャフト    1-L-5        2-F
10.   ローディングアクション                 7-19-1/-3
*11.   プレッシャーポイント #3                  6-C-2
*12.   リリース                        10-24-B
*13.   フォロースルー          1-L-13/-15       6-A-4
14.   エンドレスベルトイフェクト               2-K-#6

 12-5-3 ステージ3 ミドルアイアン - トータルモーション

本ステージではゆっくりと制限のないモーションに近づいていくのじゃが、ロングアイアンやウッドを使用するとしてもフルパワーは使用しないことじゃ
本ステージではフルパワーのショットに先立ち、ストロークの実行の完璧性を高めることが目標となるのじゃ

No.  コンポーネント         スケッチ1-L     参照番号

*1.   スタンダードピボット       1-L-2        9-1-1/-10/-12
*2.   フィニッシュ                         8-12
3.   フィニッシュスウィベル                  4-D-0
4.   デリバリーパス                      10-23-A
*5.   デリバリーライン         1-L-6/-11       2-J-3
6.   エイミングポイント                    6-E-2
7.   アドレスルーティン                    3-F-5
8.   アジャステッドトップポジション               8-6
9.   トリガーディレイ                     10-20-C
*10. ボールポジション                     2-J-1/2-N
*11. クラブフェースアライメント     1-L-17        2-J-1
*12. インパクトフィックス                   7-3
*13. ライトアームテイクアウェイ                7-3
14. フライングウェッジ                    6-B-3-0-1
15. 遠心力                          2-K#1,#2,#3
*16. ラグローディング                     10-19-A/C
17. ライトエルボーポジション                 10-3-A

ロングアイアンおよびウッドでステージ3を繰り返し練習すること

まぁリンク貼るのがクソめんどくさいパートなんだけれどもー

この章はTGMのボスキャラとも言える 「つまりこうしゃって練習するんだ」ということがこれ以上ないくらい具体的に表現されている章なわけで(それを理解するには本文を読み込んでおく必要があるわけだけど)おいらも練習場でこの記事見ながら練習するつもりだから一生懸命リンク貼ったよー

で、面白いなーと思ったのは、ステージ1の17番は「ピッチエルボー」、ステージ2の12番は「ノンオートマチックランダムスウィープ」、ステージ3の17番は再び「ピッチエルボー」これ全部ヒッター推奨のバリエーションなんだよね

TGMのポリシーは、小さいスイングから、一つ一つコンポーネントの完成度を高めていくという構成主義だけど、まずはボディの動きを最小限にして「手の教育」を進めるという方針がここでも一貫しているわけだねー 

面をつくる(フラットレフトリスト)→パワーアキュムレーターの動かし方を覚える→少しずつボディ要素が加わる(両手両腕の運動量が減っていく)という極めて合理的な上達ステップだと思うよ—

あとちょっとで完訳♡

森美穂選手応援サイト | 京セラ所属女子プロゴルファー応援サイト

★画像は本文になんの関係もありません

モバイルバージョンを終了