サイトアイコン 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

パワーパッケージリリース

7-24 パワーパッケージリリース

アキュムレーター群がパワーをため込む過程でロードされたパワーパッケージは、いずれかの選択されたポイントにおいて、また選択された方法によって、そのエネルギーの活用を始めなければならないのじゃが、これがつまり「リリース」するということじゃ(7-19および8-7を参照のこと)

リリースは、インパクトにおいて要求される想定された速度や、押し込みやその方向を達成するために、インパクトに先だって充分な余裕を持って行われることが重要じゃ

この「リリース」というものは、二つの「不可分」でありながら「変動する」要素を包含しておるが、すなわちそれはリリースの「タイプ」とリリースの「ポイント」じゃ

「リリースのタイプ」は二つあり、オートマチックとノンオートマチックじゃ

これらはローディングアクション(7-22)と同様に、アンロードするアクションを同じく三つ有しておる

すなわち、できる限り早く、できる限り遅く、そしてその中間のいずれかの三つであり、7-22のとおり、それらはストロークの全体のアーク(弧)の中のほぼ正確なポイントにおいて発生するものじゃ

「リリース」という言葉について言えば、これはインパクトからフォロースルーを含めた連続した動作として認識されることもあるのであり、そのような分類を意図した場合はTGMでは「ボールを通り越して(Through the Ball)」などと記述されておるが、上記の意図を含めない場合は第八章の分類における使用をしておる

7-24は短くて(バリエーションはすごく長いよー)これで本文終了なんだけれどもー

とにかく第七章はこれで終わりだよ—

つまり全24のコンポーネントの概要説明は完走したと言うことなんだけれども、正直このカテゴリー、つまり「トップ以降」のコンポーネントである7-23と7-24に関してはおいらはちょっと疑問があって、

こいつらってコンポーネントじゃなくない?

って思うんだよね—

どういうことかと言うと、その他のコンポーネントを選択してきた「結果」がデリバリーパスやリリースなのであって、こいつらは原因というか要素じゃないよねと

「オートマチックリリース」が発生するコンポーネントの組み合わせを使ってるから「オートマチックリリース」になるのであって、「アンオートマチックリリース」を発生させる他のコンポーネントを使用してるのに「リリース」だけオートマチックにさせるのってたぶん不可能なんだよね

さらに言えば、TGMでは「リリース」以降のインパクトやフォローはコンポーネントではないということなんだけれども、つまり概念としては「インパクトやフォローはそれが発生するまでの段階で既に決定している」ということであって、例えばあるレッスン書で「バンカーショットではフォローでフェースを返さないようにしましょう」というのはTGMでは「ヒンジアクション」を「バーティカル」にすることで事前に決定しているという考え方なんだよね

なのでおいらの解釈では、7-23と7-24は「最終的な答え合わせ」というか「確かめ算」的なもので、つまりストローク全体のコンポーネント群が想定した動作をしたならば、デリバリーパスやリリースも事前に想定したものになるということだと思うよ—

逆に言えばデリバリーとリリースが完璧ならば、たぶん途中経過もうまく機能してたんだと思うよ—

なので、例えば7-3の「ストローク」で、おいらはスインガーだから「ピッチ」のバリエーションで行くってのは、コンポーネント主義というか、構成主義的なアプローチだと思うけれども、その辺すっ飛ばしていきなり10-23-Eの「サークルデリバリーパス」で行くって考えるのは、同じ手法だけどたぶん失敗するからねー

そもそもTGMを読み始めた当初から

・なんでコンポーネントは24個になったのか

・なんでコンポーネントはこんな不可解な順番になってるのか

はずっと疑問で(それだからおいらの理解出来そうな順番でこのブログは「解釈」を続けてきたんだけど)、7-0では「コンポーネントの番号はおおよその発生順番に基づいて付けたよ」って書いてあるけどどう考えても矛盾してる順番があるんだよねー

これについてのおいらの「答え」はほぼまとまってるんだけど、明らかにおいらの個人的な解釈が強すぎるから、全文の解釈が終わってから新章で始めるからねー

とにかく第七章はこれで終わったよ—

第七章終了記念と久しぶりに字ばっかだから本文と無関係な癒やし画像貼っとくよ—

http://www.kyocera.co.jp/golf/miho_mori/special/index.html

モバイルバージョンを終了