ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ

ゴルフ史上最大の奇書と言われる「The Golfing Machine」を勝手に翻訳したのちに独自の解釈をしてゆくブログ。そしてゴルフは信仰へ。

グリップの握り方(その4)

デシャンボーがプレーオフ二連勝でFedEX Cup年間王者に王手をかけて、なおかつライダーカップのメンバーにも追加招集されることが決まりました。でもって一緒に追加招集されたのがタイガー・ウッズとフィル・ミケルソンということでツイッター上ではこの三人の写真が様々氾濫して大変なことになっております。

デシャンボーが年間王者になって、ライダーカップでも活躍なんて事になれば、これはもう世界のトッププロという事になってしまうわけでございまして、「妙なスイングしてる変わり者」という見方が、「あれって実は合理的なのでは」という見方に変わるまでそう長くはかからないのではないかと思います。

デシャンボーの強みは先天的なそのパワーを、後天的な「科学的考察」によって「正確性」と両立させている点にあると思います。かつては「理論」としては仮説の確立が可能でも「観測」による実証が難しかったゴルフの科学も、計測機器やスマホ撮影の充実でその観測精度はどんどん高まってきています。そしてその流れは今後とどまることを知らないでしょう。今では300万円のトラックマンとほぼ同じ機能のことを将来スマホがやれるようになるかも知れません。そうして様々な「仮説」と「実証」が生まれていけば、これまでの常識を覆すようなことがどんどん出てくるのではないかと思います。

逆に言えば「ウソや適当なこと言うとバレる」時代になると言うことです。

TGM信徒の一人として思うことは、ただひたすら科学的根拠や観測に基づいた上達の仕組みを研究、実験、応用し続けると言うことでしかありません。おそらくゴルフの物理に相対性理論や量子力学は必要ありません。ニュートンで大丈夫です。まずはしっかりニュートンをおさえていこうと思う今日この頃です。(TGMの邦訳本もいそがないとなぁ)

 

で、今回はグリップの握り方(その4)としていますが、これまでの記事で書いてきたことと基本的には同じですが、今回トップページでも紹介している「The 7 Law of The Golf Swing」を秋葉原で自炊してきてイラストが使いやすくなったので、その素晴らしいイラスト群をご紹介しながらグリップの注意点を補足したいと思います。

イラストは全て「The 7 Law of The Golf Swing」からの抜粋です。

 

両手の向き

以下の写真でも分かるとおり、人間が普通に手をぶらーんとすると、個人差はありますが若干手の親指側が内側を向くようになると思います。

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グリップは手を叩くときのように、両手の手のひらを正対させるようにするのが正しいという意見もありますが、解剖学的には上記の向きをなるべく損なわないように握るのが「ニュートラル」だと主張しています。例えばバイクでもママチャリでもハンドルってこういう向きになっているわけで、その自然さが大事ということですね(スポーツ系のチャリはハンドル真っ直ぐなのがあるぞというご批判は無しでお願いいたします)。

 

ロングサムかショートサムか

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これって左手をどの程度フィンガーっぽく持つかにもよるとは思うのですが、やや人差し指を下の三本から離して親指と近づけたほうが強度的に優位なのではないかと主張しています。個人的にはこの方がケガも少ないと思います。

 

左手親指と右手生命線の関係

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もう上の写真で説明不要なんですが、このフィット感はグリップに関連する諸要素の中で最も大事であるとこの本では主張しています。私もそう思います。というかこれを重視すると私の場合ロングサムは出来なくなります。

 

第一プレッシャーポイント

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これは前にも紹介した画像ですが、この本はTGMとは関係ありませんのでもちろん「プレッシャーポイント」という言葉は使用しませんが、要するにTGMでいうところの「第一プレッシャーポイント(6-C-1)」、と同じです。で、この部分がパカパカすような握り方は絶対するなよという画像です。わかりやすい。

 

グリップを握る強さ

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「どのくらいの強さか」を意識するよりも、握った時にグリップと両手の間に余分なスキマが発生しないように、「ガスをぷしゅっと閉め出す感じ」くらいがいいよとおいうお話です。くだらない説明するより上の画像をみればお分かりいただけると思います。

 

最後に

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「よいグリップ」とは、もう上の画像のターミネーターみたいにクラブと両手が溶け合って完全に融合しちゃってるような感じってことだと。

 

この本の特筆すべき点は「モデルの人の腕毛が濃い」ということではもちろんなくて、

いちいちグラフィックが美しいしわかりやすい

ということです。「グリップの中に空気を入れるな」というのは後藤修先生もおっしゃっているわけですが、こういうグラフィックがあると文字で説明するよりも何倍も伝わりやすいと思う訳ですね。

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