今度は原英莉花選手が優勝です。もうLPGAは次から次へとスター選手が出てきてホントにウハウハ(死語)ですなぁ。

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https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/6441/article/96346/4/

今回はテレ朝系列で生中継でしたが、残念ながらプレーオフでしたので優勝を決める瞬間のパットは地上波で放映出来ませんでしたが、リレー中継のBS放送で歓喜の瞬間をライブで視聴することが出来ました。

プレーオフを戦ったペ・ソンウ選手も本当にプレースタイルがすがすがしい選手で、昨年の韓国女子で二位(一位は全米を勝ったイ・ジョンウン6選手)ということでやはりここんとこの成績も安定しておりまして今後も中心的な活躍をしそうな気配であります。

で、ウラの番組では男子のミズノ・オープンが生中継してましたね。日テレ系列も出来るじゃん。生中継。やっぱスポーツは生で見た方が面白いということをしつこく発信していこうと思います。

ちなみに松田鈴英選手とデシャンボーはカットラインギリギリで決勝ラウンドでノンプレッシャーだったのかともにビッグスコアで廻っておりました。

ではSPSの続きです。

 

前回の記事はこちら

www.golfmechanism.com

 

モデルとの相違

 これら五つの動作を一緒に行う際、非常に重要なポイントとして、左手の甲がスイングのプレーンに対しておよそ90°旋回するという現象が発生する。この左手甲はアドレスにおける始動時、真っ直ぐにターゲット方向、すなわちプレーンが狙っている方向を向いていたにもかかわらずである。しかし左手甲はバックスイングのトップに向けてプレーンの中でフラットになっていき、最終的にプレーンに対して90°の角度を取るのである。

 アライメントにおけるこのわずかな変化は、動作4および5、すなわち肩関節から伸びる腕それ自体を軸とした旋回の結果として発生している。しかしこの動作における遥かに大きな意味合いをなすのは、ボールから後方にスイングされる動作1および2のコンビネーションの使用に構造的な影響をもたらす点にある。

 繰り返しになるが、このプレーンとの関係性における左手首のヒンジの90°の旋回は、人間のゴルファーのはたらきと2レバーモデルのスイングにおける、おそらく最も大きな基本的構造の相違と言えるのである。

 もちろんモデルにおいてもこのような変更を加えることは容易である。しかし人体がモデルの動作をその肉体において再現するために、人間のスイングでは極めて自然にこのヒンジの旋回が行われるのに対し、モデルにこのような複雑性を追加する現実的なメリットはないのである。モデルはその単純な構造ゆえに、モデルのシンプルなインプレーンなヒンジの動作に構造的な変化を加えるかどうかに関わらず、ゴルファーが達成しようとする本質的な動作を再現することができるのである。

 

いくつかの寛容性のあるバリエーション

 動作1、2、4をまず行って左手をプレーンに送り込んだのちに、動作5と3(前腕のローテーションとリストコック)を行ってクラブヘッドをプレーンに置こうとする場合、これら二つの動作の行い方にはいくつかのバリエーションが発生し、またそれらには互換性があることに気づくはずだ。

 とりわけ重要なことは、左手甲がプレーンに沿ってフラットなポジションを取る事には何の「マジック」も発生していないということだ。動作5によって前腕の旋回量が増加するにつれ、動作3において左手首をわずかに「カッピング」(第五章の定義で言うところの、コックをすると同時に前方にヒンジさせること)させてクラブヘッドをプレーンに保持する必要性を感じるかも知れない。この場合、クラブのトゥはスイングのプレーンに沿う代わりに地面を指してしまう、プロがいうところの「オープン」なポジションを取ってしまう。機械的にはこのポジションは「スクエア」なポジションよりも複雑であり不具合を発生させる確率が高くなるが、左手甲およびクラブフェースをプレーン上に収めておくことで多くのプレイヤーにとってはより達成しやすい状態を作ることができるのであり、よってこの方法を「間違っている」ものと言うことは出来ない。

 現実にはゴルファーがモデルのシンプルなヒンジ動作を、その手首のアクションによって再現をすることにおいては、それを精密に実行しているものだけでも個人の解釈や妥協においてかなりの拡がりがあるのであり、個人の機械的な感覚においてはその方法が最もミスが発生する確率が少ないと感じられる、あるいは解剖学的な感覚からも最も心地よく効率的なものになるということはあり得る。一方で、これまでにも何年にもわたって流行の打法というものが提唱され続け、道具もそれに伴って変化してきたということも事実である。今日、多くのゴルファーがプロゴルファーの書いたものを読んでいることは疑いようもないが、彼らの振り子が依然として異なった方法でスイングされ、そのリストアクションが心地よいと感じられることがほぼ不可能な状態で行われているのを見るとき、おそらくそれは効率的ではない手法でスイングされているのだ。

 この問題に関しては第十六章で詳細に取り上げることとするが、ここではひとまず、フラットリストおよびクラブフェースがインプレーンのポジションになっていることを完璧に達成しているケル・ネイグルの写真を、「良い解釈の結果」の一例として取り上げておくことにとどめようと思う。

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6:1 ケル・ネイグルの、フラットレフトリスト、クラブヘッドが完璧にオンプレーンな状態に収まったバックスイングのトップ。 

 

全ては始動に追随する

 この章を読んでいる読者諸君は、結局のところどのような状況が望ましいものであるかについて、ゴルファーが現実的に採用すべきものがいささか複雑になりすぎていると感じるかも知れない。しかしこれら動作を描写することは、実際に行う事よりも遥かに複雑なものになる。これら動作は、その動作を行う環境が整っていれば、自然に発生するものではあるのだが。

 例えば、リストをプレーンにそってコッキングするという単純な動作は、腕を後方にスイングしてバックスイングを行う際の、クラブの慣性によって発生する自然な結果である。

 バックスイングのトップに向かって左腕が自動的に胸部を横切っていくのは、クラブヘッドがひとたびプレーンに沿って加速されれば、その方向に慣性を伴って動き続けるということの結果に過ぎない。全く同じ理由によって、腕の旋回も自動的に発生し、プレーンに沿って手首がコックされる際、クラブヘッドもまたプレーンに沿ってスイングされ続けられるように手の位置を保持し続ける。 

 バックスイングの始動のごく初期において、両腕とクラブヘッドの慣性がまだ少ない時点では、それらをプレーンの中にとどめようとする自然の効力もまた少ない。よって始動の時点で正しいプレーンにバックスイングを行おうとする事が非常に重要であるといえる。 

 腕を持ち上げることと、肩を旋回させていくという動作が、日常的に行われている複合的な動作ではないために、この始動というものは基本的には自然な動作と言えるものではない。プレイヤーの意向以外に、これらを正確に行うためのガイドとなるものはないのだ。プレイヤーはこの二つの動作を、複合的にプレーンの中で行えるように自分自身を導かなければならない。ひとたびバックスイングにおいてクラブヘッドをプレーンの外にスイングし始めたならば、これを機械的に修正することは、クラブヘッドの慣性によって自然にまかせる限り正しい方向に行われることはない。既に間違っていると感じられる方向に始めてしまったスイングを、意識的にせよ無意識的にせよ、修正しようとする試みは多くの場合阻害される。

 

 よって、正しいバックスイングのポジションを達成するためには、バックスイングのごく初期において、動作その1およびその2を正しく同調させることが極めて重要であるという事は間違いないようである。これが達成されているならば、それ以降のバックスイングはそれに追従する可能性が高い。もしこれが達成されていないならば、あるいは意図的もしくは過度の他の動作がこのステージで加えられるならば、バックスイング全体を正しく行う事は相当困難になる可能性が高い。

 

 これこそが、しばしばプロが「ワンピーステイクアウェイ」、あるいは「ワイドアーク」と提唱する理由である。この本質はショルダーターンをフルに行う事に加えて腕を正しく上げることであり、この動作はダウンスイングの初期に余計な動作が加わるほど困難で複雑なものになっていく。

 

まとめ:本質的原則を統合したもの

 これまでの議論のまとめとして、人体における左腕のみのバックスイングをモデルのスイングに単純化してフィットさせる場合、以下の動作が同時的もしくは連続的に行われていることが必要と考えられる。個別に見ていこう。

 

  1. 両肩をよび上胸部の90°のターン
  2. 左肩関節から、左腕を真っ直ぐ垂直に持ち上げる動作
  3. 左手首の、プレーンに沿って連続的な、またトップに向けて行われる純粋なコッキング
  4. 胸部からやや右方向に移動する上腕のスイング
  5. 左腕それ自体を軸とした、左腕の約30°程度の右方向への旋回

 

 おそらくこれが、読者諸君にとって本章で学ぶべきことを要約したものであり、これら五つの動作を一つ一つ明確に把握しておくとともに、またその動作の順番の種類など

についても把握しておくことで、諸君が望むべきインプレーンのトップオブスイングのポジションを達成するためのコンビネーションの構築に役立てて欲しい。

 またこれら動作を過度に、あるいは過少に行ってみることによって、そのために必要になるバックスイングを複雑にする要素が何であるかを把握する事も可能だ。

 よって、我々はこれら動作の目的を個人の中で描写するために、これら動作群を個別のものとして認識することが可能であり、また個別に行うことすら可能ではあるが、それらは全てモデルにおける本質的原則を統合しているものにおいて機能しているものであり、その点をよくよく遵守することが必要である。

 この中心的な原則は、アドレスからトップオブバックスイングにかけて、意図した、また制御されたプレーンの範囲内でクラブヘッドを後方にスイングすること、また全てのアクションがターゲット方向に狙いを付けたプレーンの中で終了し、リズミカルでパワフルなモデルの2レバーのインプレーンのアクションを、フォワードスイングからボールを打撃、貫通するまで行うための必須事項である。

 本章で見てきた通り、ここで採用されている動作の一つ一つは非常に単純なものである。これら動作群をスムースなインプレーンのバックスイングに統合するということが、ゴルファーが現実的に立ち向かわなければならない困難である。

 しかしこれこそがゴルフにおけるアートの出発点なのである。

 

これで第六章終わりッス。気づいたらかなりの文字数になってますがTGMに比べたら楽勝ッス。

5月は「ゴルフをする機械」の紙本を4名の方にお買い上げ頂きましたので、通算販売部数は28冊になりました。お買い上げ頂きました皆様誠にありがとうございます。

で、導入に向けてコイツの練習を始めております。いろいろ固まりましたら改めてご報告いたします。

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