新年明けましておめでとうございます。

年始は私用で父の実家のあります下関に行っておりました関係で記事のアップが出来ておりませんでしたが、年末年始のお休みならびに新幹線での移動の時間中にもTGMなどを読み返しておりました。思えば昨年は「フラットレフトリスト」をとにかく達成することを目標にしておりましたが、まぁ7割くらいは出来るようになってきたのではないかと。そこで今年はもう一歩進みまして、TGM的、あるいはその他の本でも言及されている記述をもとに、私的な「ゴルフの基本」について考えてみて、新年の目標としてみたいと思います。まぁ結局はセフィロトの下の方に戻ります。

おそらく私同様ハンデ15レベル、平均スコア90レベル、つまりアベレージと言われるゾーンのゴルファーにとってはかなり重要な課題になるのではないかと思います。

1. フラットレフトリスト

相変わらずいきなり基本の「本丸」的存在なわけですが、書くのは簡単で「インパクトで左手首は絶対に甲側に折れ曲がっていることはない」ということで、ハンドファーストということでもいいと思うのですが、ある程度ゴルフをやっている方ならお分かりの通り、これくらい「プロは絶対に出来ていて、ほとんどのアマは出来ていない」ものはありません。競技で見ていてもシングルハンデの方でも出来ていない方がほとんどですし、昨今の道具(特にアイアン)の構造を見ていますと、「フラットレフトリストはアマチュアは出来ない」前提のもとで設計されている道具が増えてきていると思うのです。

で、なんで知識として知っていても簡単に達成出来ないのかを考えますと、これは単純に左手首だけでどうにかなる代物ではないからだと言うことが上の図からもわかります。感覚としてはものすごくフェースが開いている感覚でなぜか打てるみたいな状態でない限り、おそらくクラブヘッドスローアウェイ、あるいはオーバーアクセラレイションが発生しています。力むとチーピンするタイプのゴルファーは、おそらく真っ直ぐ飛んだ時でもFLWでインパクト出来ていないと思われます。「インパクトでフェースがスクエアでなければならないというのは誤解ですよ」とTGMでは言っているわけですが、なまじGEARSとかの計測を見てしまうとなかなかそうは思えない自分がいるわけです。

なので以下の周辺の要素をレベルアップさせていく事が必要になると思われます。

2. リズム

「こればっかりは教えられない」とアーネスト・ジョーンズは言っていますので、個人が再現性の高いリズムを達成するためには、どのような意識を持てばいいのかを考える必要があります。この「静から動」というのはあらゆるスポーツで本当に人それぞれですので、意識して自分がやりやすいものを作っていくしかありません。個人的には、いろんなスポーツの中で「静から動」になるモーションを意識してみて、自分にあったものを取り入れてみるのがよいと思っています。

・相撲の立ち会い、陸上競技の「ヨーイドン」的なもの。

・野球のバッティングやダーツ、ビリヤードのように「細かいワッグル、モジモジ」的なもの。

・ランナー1塁でセットポジションから投げるピッチャー、あるいはテニスのサーブのように「完全静止から一連の流れである程度複雑な動作をおこなうもの」

などがあると思いますが、私個人はテニスをやっていましたので、セカンドサーブ(絶対にいれないといけないから)を打つルーチン、呼吸を意識して最近は練習しています。ピッチャーとサーブの違いで言えば、ピッチャーはキャッチャーミット(目標)を見ながら投げられますが、テニスのサーブはトスした上空のボール見てますので、目線は目標方向に向いていません。それでも相手の動作は気配で感じとる事は出来ているのですが、そんな状態がゴルフのショットに近い空間で、そこでうまく動けるのがいいリズムなのではないかと思います。

3. ステイショナリーヘッド

これに関しては昨年いろいろ考えたのですが、ラウンド中にいろいろ実験をした結果、「とにかく動かさないでボールがをガン見したほうが当たる」ということになりましたので、今はそれでやっています。アタマの意識はニクラウス少年です。

写真はジャック・ニクラウスの「Golf My Way」からですが、ニクラウスが少年時代にコーチのジャック・グロウトに髪の毛掴まれて練習していたというのは有名な話です。「少しは動く」とかそういうこともジム・マクリーンさん的にはあるかもしれませんが、最初はつべこべ言わずに「動かさない」でいいと思います。

で動いていないを確認する方法ですが、古典的に足もとに手鏡を奥のでも良いのですが、実戦では使えませんので今の意識はこんな感じです。

もうアドレスからフォロースルーまで終始、「ボールの後方内側四分球と左眼を、アライメントスティックでつないで固定したまま打つ」感じです。動いたら眼が痛いですから気をつけて。

4. インクラインドプレーン

TGMも相当にこのプレーンの話はしつこいのですが、「Search for The Perfect Swing(SPS)」ではもう病的なほど多くのページを割いて「ハブ」だの「プレーン」の重要性を説いています。「SPS」はより学者的なスタンスからスイングを研究していますので、プレーンに脆弱性が少ないほどパワーでも正確性でも良いスイングになる可能性が高まることを異常なしつこさで説いています。で、どうすればそれが出来るのかについては、TGMでは、とにかく「両手の通り道をつぶさないこと」をクチをすっぱくして説いています。両手の通り道を潰すことは、ダウンで右肩や右ヒップが水平に回転してボール方向にせり出して来ることで達成出来ます。

当然のことながらゴルフのストロークは回転を伴うので、プレーンを安定させるためには回転の軸が安定していることも重要になります。で、この軸がどこにあるのかについては、TGMでは「ショルダーターンの中心は背骨と両肩を結んだ線の交差するところ」としながらも、「全コンポーネントの中心は、一端はステイショナリーヘッドの頂点、もう一端は両足の完全な中心の地面を結んだ線」という意味不明な記述があります。ただこの線を作図してみると興味深いのは、PGA選手の誰でやっても絶対にインパクトまでにこの線をボディのパーツが越えてくる事はないということです。

この作図を日本人選手でやるとどうなるかはここでは言及を差し控えますが、とにかく両手が気持ち良く動かせることが脆弱性のないプレーンの達成につながるというのは、TGMもSPSも共通した見解ですので、まぁそれは意識した方が良いのではないかと思います。キモは、上のアダム・スコットはインパクトで腰がかなりオープンになっているにも関わらず、(1)黄色い線をオーバーすることなく、(2)インパクトで両肩のラインはほぼ開いていないと言うことではないでしょうか。ボディターンなるものを意識するのも結構ですが、その結果右腰も右肩も一緒に回ってしまっては(1)も(2)も絶対に達成できないことになります。ちなみにギアーズの動画でマキロイのスイングの分析してる動画が以下ですが

マキロイはインパクトでなんと、「ヒップ(骨盤の左右を結んだ線)は45°、胸郭(肋骨で出来たかごの左右の端を結んだ線)は25°、両肩を結んだ線は5°」目標方向に開いているということです。ここまでの差を作るのはシロウトでは不可能という話にこのあとなるのですが、とにかく両肩を開かずに胸、そしてヒップを開いて角度差を作れているとそれだけパワーが大きく作られていることになりますが、でも肩は開いていないのでプレーンは維持出来てカットになることもないわけです。

最終的に大事なことは、両肩が開いていないということです。両肩を開かずに下半身を回せているのがすごいわけです。下半身を回すために両肩が開いてしまうことをオッケーにするのは本末転倒です。たぶん。

5. クラブヘッドラグ

このラグという言葉も海外では当たり前のように使われている言葉なのに日本ではまだまだあんまり普及していない不思議な単語なのですが、とにかく野球やテニスの感覚よりも「ゴルフのヘッドはものすごく遅れて振り出されてくる感覚で正解」という意識を持つ事が大事なのではないかと思います。ゴルフクラブで野球のスイングをしようとするならば、もうピッチャーが投げる前にダウンスイング入らないとムリな感じです。幸いゴルフボールは止まっていますので正しいプレーン上をヘッドが動いてくればいつかは当たります。普通の感覚では絶対間に合わない(ボールは止まっているので間に合うもクソもないのですが)、あるいはフェースがドン開きであたって鬼スライスするすると思うのでどうしてもコネたりアーリーリリースして合わせようとするんですが、そこでリズムやアライメントの全てが崩壊します。「別にいいや当たらなくても鬼スライスしても」くらいの感覚で、PP#3にしっかりラグを抱えたまま目標方向にドライブ出来れば、本来うまく行くようにクラブが出来ていると信じることが必要です。

いずれにせよ、リズムを作るのはPP#3で感じるクラブヘッドラグです。なのでストロークをピボットでコントロールするというのは不自然なのです。動作上の動きだしの順番は下半身からスタートするとしても、ストロークの司令塔はあくまで両手であり、その司令官はPP#3です。

TGM的には、これらはスインガー、ヒッター双方に共通する基本事項になります。これらの条件が整って「フラットレフトリスト」によるフルショットが可能になるということだと思います。まずはパターできっちり確認する練習を続けていこうと思います。パターならプレーンが乱れないと思っている人はたぶんわかってないです。パターが一番乱れやすいのです(ラグを掴みづらいから)。

長くなりましたが今年の方向性を確認したところで、今年初練習に行ってきます!

では今年も

May The Linear Force Be With You!

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