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3-B 練習とラウンド

ある見方によっては、ゴルファーは大きく二つの種類に分けることが出来る

すなわち、その生涯をラウンドすることよりも練習することに捧げようとするものと、調子の確認にボールを試し打ちする程度にしか練習をせず、ラウンドすることに執着するものじゃ

これらの違いは、単にそのゴルファーがどのような方向性にその神経をそそいでいるかという事の違いなのじゃが、実際には双方とも半分は正しく、半分は間違っておる

双方とも、本質を追求するということと、スコアをまとめるという意識のいずれかが不足しておるのじゃ

よって正しくは、「練習すること」を練習し、「ラウンドすること」を練習しなければならぬ(3-F-5を勉強のこと)

もし何らかの必要性のために、ある技術の習得につとめて練習をするのであれば、その最大の目的は動作の習得であり、またそれに最大の意識を注ぐことは、結果としてその方法が正しく習得されるまではインパクトを犠牲にするかもしれぬ

これが「練習をする」ということであり、ボールの行方は本質ではない

反対に、クラブヘッドがどのようにボールにコンタクトするかと言うこと以外は二の次のものとして扱う態度は、否応なしに「感性のみ」によって管理され、ひたすらその注意は「両手とクラブヘッドとボールの関係」に注がれ、技術的な側面がぼんやりとしたものになっていく(あるいは状況に応じた特殊な目的のための方法の遂行に集中する)

これが「ラウンドをする」ということじゃ

そしてこの状況において重要なことは「ボールがどこに飛ぶのか」ということであり、この達成がひたすら練習されなければならぬ

ターゲットをひたすら意識するということじゃ(Become TARGET CONSCIOUS)(7-23および14-0を勉強のこと)

ターゲット重視であればあるほど、ラウンドの練習をより効率的なものにしていくと言うことを覚えておくのじゃ(7-27-4を勉強のこと)

ハーベイ・ペニックさんは「テイク・デッド・エイム(Take Dead Aim!)」って言ってて、「死ぬほど明確に目標を狙え」ってことかなー

よって、「練習すること」を学ぶことで技術を「感性」に落とし込み、「ラウンドすること」によっておぬしの「コンピューター」を信頼できるものにしていくのじゃ

そしてそれは次の注意をそそぐべきコンポーネントもしくはアライメントに展開され、同じようなワンツーパンチの要領で発展させるのじゃ

お主のゴルフのスキルを高めるには、上記のような「注意を向ける周期("Attention Span ")」が常にお主のスイングを監視する環境が必要じゃ(7-23)

心に留めておくべき事は、「両手」というものは、おおもとの状態から動かしたり戻したりする際、その必要な「位置を保持する」と言うことにかけて、非常に速く学ぶ事が出来るという優位性を持っておると言う事じゃ

これはとりわけリストアクション(10-18)、およびリリースモーション(4-D-0)において効果的なのじゃ

またクラブが長くなればなるほど、お主のストロークの脆弱性は増幅されると言うことも覚えておくのじゃ

「練習する」とは、観測し、選択し、調整することなどじゃが、ここでは柔軟な思考の「研究者」の立場でのぞむべきじゃ

「ラウンドする」とは、集中し、規律を守り、達観し、実行する事などじゃが、ここでは厳格な「演者」の立場でのぞむべきじゃ

双方ともおろそかにするでない

例えばお主のトータルモーション(12-3)のなかで、最初に「不安定」と感じるポイントがあるならば(それはインパクトではなく)、そこがお主が取り組むべき場所なのじゃ

もし安定はしているものの結果が思わしくないものが、アドレス、ボディ、インパクトである場合、それはスタートダウン以降「教育された両手」が機能していないということを常に指し示しておる(2-N)

半分、あるいは四分の一のスピードで、フルピボットのストロークを行った際に、通常のスピードと同じようなスムースさでストロークが行えないのであれば、そこにはフルショットにおける脆弱性が発生しておると言う事じゃ

間違った習得方法の罠にはまってはならぬ

12-3の通り継続的にお主のストロークの実行が正しいかどうかをチェックすることじゃ

お主のストロークパターンにコンポーネントやバリエーションを加える、あるいは分析を行うためには、まず最初のステップとしてメカニクスに精通しておることが重要じゃ

メカニクスとは動作における幾何学的、物理学的見地のことじゃが、仮に動作に隠れておるそれら諸条件や法則について完全な理解に至っていないとしても、観測することでお主の動作は必要な動作に近づいていくはずじゃ

しかしいずれの場合でも、それらコンポーネントの機能や特徴を捉えた上で、正しく実行が行われているのかという点を注意深く観察することじゃ

どんなゴルファーでも、とりわけビギナーは、お主の感覚のみを信頼するべきではない

コンポーネントのあらゆる変化、あるいは追加に伴い、完全に正しいと確信が持てるまで、とにかく見る、見る、見る(Look, Look, Look)ことじゃ

そのような観察と実行を経て、ついに正しい動作を行えるようになって始めて次のステップに進むことが出来る

すなわち、依然として視覚的な観測やチェックのもとストロークを行うのじゃが、その際にどんな些細な気づきうることでも、そのストロークに付随して発生する「感触」をお主の精神にこまごま「記録」を行っていくのじゃが、それは正しく動作できたときも、正しく出来なかったときも両方行うのじゃ

そして次に、5-0の通り「クローズドアイ」テクニックを追加する

もちろん、この次のステップこそが、「感性のみ」によって動作を実行することを学ぶステージとなるのじゃが、時として視覚的なチェックを行い、確証のもと進めるのじゃ

これらステップは、お主のコンピューター(第十四章)のプログラミングを作成、更新する際全てが必要となるのじゃ

最初に、新しく追加・変更を行う前のストロークを行ってみせ、次に新しいコンポーネントがどのように動作すべきかを視覚的に確認し、正しい動作、間違った動作をそれぞれ行った際にどのようなフィーリングの変化が発生するかを記録する

コンポーネントに新しく何かが追加・変更されることにおいて、フィーリングの変化が発生すると言うことはほぼ避けられないことなのであり、またその新しいコンポーネントのために、全体的なストロークパターンのフィーリングに変化が発生する可能性もあるのじゃ

しかしこれは通常、全体としてのストロークの、位置関係における許容範囲を引き上げる(つまりシビアになる)という程度のものにおさまる

なぜならば、新しいコンポーネントにする以前のコンポーネントでは、いささかルーズな部分が発生していたために変更が必要になったのであるから、それを変更することによってより精度にこだわる感覚に変化するようになることが自然だからじゃ

当初その新しく追加されたものは、その時点においてはとても重要なものに感じるじゃろうが、それが消化され、ストロークの全体像の中にしっくりと吸収されるようになってのち、始めてその真価が発揮され始めるのじゃ

全ての要素は、最終的には同等の意識、あるいは価値観を持って迎えられることとなる

もちろんトラブル状況や、キーとなるコンポーネントに特殊な活用が要求される場合を除くが

そしてそれら感性が完璧なものになるにつれ、お主は「厳格なる演者」としてインパクトに最大の注意を傾けることが可能になるのじゃ

習得すべき正しい技術を得る代わりに、悪い技術の練習時間でカバーしようとする試み、あるいは、悪い動作の原因を突き止める代わりに、悪い結果を排除しようとする試みはいずれも無限とも言える時間を浪費することにつながるので注意が必要じゃ

爺の時代より今のおいらたちは

・スマホや計測器ではるかにお手軽に自分の現状を観察することが出来る

・たぶんクラブやボールも相当進化している

はずだけど、アベレージゴルファーのスコアがその時代と比べてそんなに良くなっていないと言うことは、この章に書いてあることを姿勢として受け止めきれていない可能性があるねー

ゴルフの道具ってものすごい選択肢があるし、自分にあったもの、自分の欠点を補正してくれるものを選んで使うのはゴルフの楽しみ方の一つだと思うし、今後計測器とフィッティングの精度もますます向上していくはずだからそういう傾向は強くなると思うけどー、自分のストロークのコンポーネントを良いものにしていくという考え方も大事だと思うよー

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