ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ

ゴルフ史上最大の奇書と言われる「The Golfing Machine」を勝手に翻訳したのちに独自の解釈をしてゆくブログ。そしてゴルフは信仰へ。

はじめに - Search for the Perfect Swing -

f:id:kellogg2005:20190118091730p:plain

さて、引き続きSPSのPreface(序文)をやっていきますが。

現在日本の特に女子プロはシーズンオフということで、皆さんスポンサー周りしたり合宿してトレーニングしたり海外(南国)の試合出たりと皆様それぞれでございまして、そんななかこのブログでも再三ご登場いただいている(まぁ勝手に掲載させていただいてるだけ)松田鈴英選手のインスタではGEARSでのスイング確認 

 
 
 
View this post on Instagram

松田鈴英さん(@reimatsuda01)がシェアした投稿 -

 また河本結選手も修善寺合宿で 

 
 
 
View this post on Instagram

河本 結 / Yui Kawamotoさん(@kawamotoyui0829)がシェアした投稿 -

という具合に「GEARS」を使用したセッションが拡がりつつあります。良い具合に「科学手なゴルフ」というものが進展しつつあります。ちなみに我々一般ゴルファーでも 

 
 
 
View this post on Instagram

筒康博さん(@gxx22golf)がシェアした投稿 -

PCMにお願いすればフィッティングつきで「GEARS」体験できます。

ではSPSで「科学的なゴルフ」のお勉強をしていきたいと思います。

 

科学者としての視点

 科学者達の関与によって、プログラム全体は一般的な研究プロジェクトと同様の科学的志向および探求心を有している。それらは(他の工業分野の活動と同じく)人工的に作り出された人類の活動のゲームに関するものであり、またその全体的なパフォーマンスにおける成功度は、スコアという極めて精密な結果で評価が可能である。

 ゲームの限界という範囲において、そこで発生している科学的な諸問題というものは非常に解決が困難なものである。それらが解決されるのは極めて効率的な手法によってのみであり、加えて様々な異なる分野、特別な手法、志向、技術を駆使する科学者達の間における協業によってのみ可能であった。

 G.S.E.B.の直接的な要望を伴わず、多数の多忙を極める科学者達が補プログラムの研究のための時間を確保することが出来たのは、彼らが所属する大学や研究機関による貢献のたまものであり、それはひとえにプログラム全体が純粋に科学的な意義を持つものであるとの認識を得たおかげである。

 多くのゴルファーにとって実用的かつ明確な結果を、できる限り早く、また妥当なものにしたいという欲求は、すなわちこれまで多くの原則的な諸問題への解決方法が未だ明らかにされてこなかったことを意味する。しかし、今回多数の複雑な技術の関与によって明らかになった重大な一つの結果は、既に我々がかなりのことを知っていると思われる分野においてすら、精密に分析されることが困難なほど複雑である、人体の機械的な作用の側面を驚くほど多く存在するということである。これに対し、科学者チームは人体の作用ついての非常に多数の発見を行ったのであり、とりわけそれは様々な機器を使用したことで人類の一般的と思われる諸活動について非常に詳細な考察を行う事が可能になったのである。

 このプログラムが完全に終了したわけではない。しかしG.S.G.B.としては、純粋に科学的なボリュームで、プロフェッショナルな視点からの技術的な結論を、他の世界中の科学者に出版物として提示出来る見込みが成立した時点をもって一度は終了を宣言しなければならない。

 よって本書はその広がりに対しては、世界中のゴルファーへの様々な結論の陳述であると同時に、科学的には中間報告であると言える。

 

本書のような書物の制限

 これに関しては二つの注意が必要である。

 一つ目は、本研究は不完全なものであるがゆえに、本チームあるいは他者によるさらなる研究の余地があると言うことであり、それによって本書に提示されているアイデアに新たな側面を投げかける事実が発見されるかも知れないということである。

 どのような場合にせよ、科学的な研究というものは全ての側面において100%の確証を「証明」するものではない。現実に起きていることに沿った説明を欲し、その時点でそうした説明に行き着いたとして、またそれが目下の現実的な活用において非常に有用であったとしても、それはその時点、あるいは実験における権威をもたらすのみである。諸問題に対するさらなる発見や評価を行うことによって、今日のベストな回答は、明日の間違った物になるということはあり得る。

 しかしこれは不確実性を過大に強調している可能性もある。科学的な理論は、既にある理論を完全に否定することによりも、その仮説における確実性を少しでも促進するための小さな一歩一歩の積み重ねによってより発展してきたからだ。一方で、アルキメデスの浴槽における発見のように、ほぼ永久にその正当性が存続している理論も存在しており、少なくとも本書において提示されていることが今後の度重なる検証に耐えうる物であることを我々は真摯に期待している。しかしいずれのゴルファーであっても、本書に書かれていることによって本人のゴルフが改善されうると感じるのであれば、それもまた科学の自然の摂理であり、当人のさらなる進歩を祈るのみである。

 

 第二に、本書は出来るだけ多くのゴルファーにとって興味を持ってもらうという目的のもと、本書において結論づけられている事柄においてある程度の単純化が必要であったということである。本書は科学的な研究結果をベースにしているが、ある一つの研究結果だけでもいくつかのキャビネットファイルを必要とするものもあり、それらを全て提示することがなじみのない人々にとって理解のしやすい物になるとは考えられなかった。よって本書において本質的な意味を持つ結論に焦点を当てる過程で、真に科学的な妥当性を追求するということと、科学者ではない読者にとっての簡潔性や理解を求めるという二つの方向性における妥協が必要であった。

 我々はその点で本書においてギリギリのバランスを保ったと信じている。しかしもし読者諸君が本書においてあまりにも技術的過ぎると感じたならば、科学者達が膨大な研究をより簡潔な内容にまとめる際、読者の理解を促進する上での重要な注意点を詳細に説明しようとしたことの努力の結果としてどうか容赦をして欲しい。

 

本書がゴルファーをどのように助けることを望んでいるか

 本書ではG.S.G.B.の科学者チームの研究結果を正確に表現しているが、そのことが熱心なゴルファーにとってどのように役に立つのかということである。

 より良いゲームをするということは、我々の楽しみの一部でしかない。ゴルフを愛する者になるということは、もっと沢山の喜びに支えられている。ゲームに対する理解が拡がるほど、クラフトマンの技巧や、自分の正確や心理にも興味が拡がることだろうし、そうした興味を他のゴルファー達と共有することによってもゴルファーとしての楽しみは増えることだろう。本書が読者諸君のより良いゴルフのために役に立つかどうかに関わらず、我々は読者諸君の一般的なゲームに楽しみが増えることを期待している。

 しかしもちろん、ハンディキャップを減らそうとしている全ての読者にとっての実質的な援助となることや、ゴルフボールを打つということについてより多くの喜びと満足を得られるようにすることを期待している。

 全ての読者に対して、本書はゴルフの基本についての一貫した理解を提供している。それによって多少なりとも9番アイアンを上手く打てるようになる可能性はある。しかし我々が本書において提唱していることは、ゴルファーがざっと目を通しただけで、そして次に新しい本を読むまでに忘れてしまうような一連の議論ではない。我々が本書において目指したことは、後に科学的な反証がなされるまで、あるいはおそらくより高次なものに発展するまで、ゴルフがどのようにプレイされるべきかについての基本的な機械的、解剖学的、生理学的、心理学的な原則群の陳述である。

 それらは全ての読者のスイングに対して、そのスイングがゴルフというゲームの一部である限り応用が可能なものである。それらを全面的に、あるいは部分的に活用するかはそのゴルファー次第である。少なくとも、クラブの扱いにどのような個人的な癖を持っているかに関わらず、ゴルファーにとって彼のスイングで発生している作用を理解することの助けにはなるはずだ。

 このことは、そのゴルファーのスイングで何が間違った作用を起こしているのか、またそのゴルファーがその行為を続けたいと感じているとしても(そして人生における習慣をにわかに変更することが難しいとしても)、そうしたことを理解することを含め、多くの点で役に立つはずだ。また鋭敏なゴルファーにとっては、彼自身で本書から得たものを活用するだけではなく、彼の指導者であるプロフェッショナルから受けるアドバイスをより明確に理解することに役立てることも可能なはずだ。おそらくさらに重要なことは、そのゴルファーがどんな種類のトラブルについて指導者のプロに助けてもらいたいのか、またそれに対してどのような質問をプロに投げかければ良いのかということをより明確に理解することの助けになるということである。つまり、プレイヤーとプロの間の双方向の理解を促進するのである。

 知識として活用される、ゴルフスイングのより包括的な理解は、その存在を認識することには役立つだろう。例えばなぜプロ達は「頭を動かさないで」「左腕は真っ直ぐに」「グリップを強く握りすぎないように」といったことを言うのか、それが実際のところどの程度重要であるのか、そしてそれらがスイングにおける人体のメカニクスにおいてどのように作用しているのか、本書ではそうした古今東西のゴルフの「格言」についても多数の検証を行い、それらの大半はやはり「意味のある事」であることも証明している。

 もちろん常に危険は存在する。すなわち、ベイブ・ザハリアス(訳者注:アメリカの1930年代から50年代に活躍した女性アスリート)の金言を借りれば「ゲームのメカニクスにこだわりすぎることは全てを台無しにする」というものだ。しかしそれは常にプレイヤー自身の問題であり、少なくとも本書では極めて信頼性の高い「台無しにするもの」の情報をも提供している。

 アマチュアでもプロフェッショナルであっても、上級者のプレイヤーにとって本書は、本人が既に経験や直感によっって認知をしてはいるが未だに本人にとって最も簡潔な状態では理解されていないような沢山の事柄について、メカニクスの観点から整理を行う事の助けになると考えている。

 実際のところ上級者にとっては、本人の主観的な経験や独自の理論を裏付ける多くの要素を本書で発見できるはずである。また理論における非常に細かい部分の新たな理解に、あるいはアスリートがその天賦の才能を長年の努力によって開花させる際のささいなきっかけになる転換点としても機能し、完璧性に限りなく近づく事への助けとなるはずだ。

 あるいはその本人は当初、本書にて指摘されている事項について、強い違和感を覚えるものがあるかも知れない。しかしそのような疑問はその本人の思考、分析、実験やテストを促進するものであり、これらは何がゴルフにおいてベストであるかではなく、何がその本人にとっててベストであるのかを見極めようとするトップクラスのプレイヤーにとって必須の道なのである。


 ティーチングプルロフェッショナルに対しては、我々は本書がその人の独自の方法、あるいは独自のティーチングを使用していくことに絶大な効果が提供できることを期待している。科学を学ぶことあるいはそれを推奨することは、ゴルフの指導における人類の経験をなんら代替するものではない。しかしもし経験豊かな指導者によって、本書に書かれていることが実際に実験され、理解され、どのように練習方法として活用する事が最適であるか彼自身の経験によって満足できるものとなったとき、それは彼の指導をこれまでよりもはるかに効率的にする武器を装備したことと同じである。またそれはおそらく、彼の生徒に正しい方向の知性の習得や、トレーニングにおける質問力の向上といった効果も促進するはずである。

 多くのプロゴルファーにとってありがちな残念な経験は、彼もしくは彼女がビジネスもしくはキャリアにおいて大きな成功をおさめた場合、そのプロはしばしば本来告げようとしていることを考えることに対して潜在的に消極的になるということで、その代わりに彼らが行ってきた本来は複雑である様々なトレーニング、理論、経験を、極めて単純な「教義」のようなもので表現しようとするのである。本書はそのようなプロが何をまさに行ってきたのか、話を拡げることも詳細化することもなく、ページのどこかに求める文言を見つけられると言う点でも役に立つだろう。

 我々は本書を、ゴルフ界の読者が真にシンプルに納得できて、かつ科学者に対しても論理的であるよう注意して構成を行った。関わった全ての人々を代表して、読者諸君が本書を真に楽しみ、興味を拡げていただけることを祈っている。
 本書のある部分を見て、ゴルフのゲームの向上のためと言っても気が遠くなると感じた場合はいつでも二十数年前のゴルファーであり、作家でもあるステファン・ポッターのアドバイスにしたがって欲しい「切り取って、誰かに見てもらえ!」。

 

とまぁこのように序文から既にまだるっこしいこと半端ないんですけど

要するに「1960年代最高の科学者、ゴルファー、装置を使ってゴルフを初めて科学的に分析したよー」ってことでいいと思います。

Search for the Perfect Swing を勝手に翻訳していくよ

松山英樹選手も今年の初戦を迎えて、その中継を見ながら私も今年のプロジェクトを始動させたいと思います。

昨年の年末のご挨拶でも述べたとおり、TGMは日本語版の刊行をもちまして一区切りということで、新たな翻訳に取り組みたいと思いまして、今年はまず

「Search for the Perfect Swing」

に取り組みます。日本語にするとすれば「完璧なるスイングへの探求」みたいな感じになると思います。略称は「SPS」で行きます。

この本の位置づけなのですが、まず発行は「The Golf Society of Great Britain」(G.S.G.B.)というところです。

www.golfsocietygb.com

まぁ「大英ゴルフ協会」ってところで良いのではないでしょうか。

この書籍(SPS)の発行は1968年で、その後10年以上(今日にいたるまで)日本語での翻訳書籍が存在しませんので日本国内におきましては「翻訳権」が発生していない、つまりブログでの日本語での発表も自由に行えると認識しています。

G.S.G.B.が発行元ですが、そのほかの協力者としては(おそらく)有名なのであろう科学者数名と、ダンロップ、英国PGA、R&Aなどの協力のもと作られた(どっかの黄色い本とは違って)とっても由緒の正しい本です。

昨年この書籍の発行50年をPGAでお祝いしたそうで

f:id:kellogg2005:20190111115306p:plain

まぁ中心的な著者であるコクラン博士というのがまだ生きてることも驚きなんですが

 

とにかくわりと由緒正しいメンバーが当時の最高の技術を結集してゴルフを科学的に考察しようという本でございます。TGMと同年代に作られ、また同じような切り口でありながら(TGMとは違って)、今日にいたるまでゴルフ科学の基礎的な教科書として評価されています。

ちなみに「search for the perfect swing」ググると、

youtu.be

なぜかジム・マクリーンがTGMのことを「Imperfect Search for the Perfect Swing 」(不完全な完璧なるスイングへの探求)だとしてDISってる動画が出てきますが、これはSPSが有名な書籍であるからこそ笑いになるわけでして、このことからも英語圏のゴルフ界ではSPSは基本的な書物として認識されていることがわかります。

基本的にこの書籍は文法的にも美しいブリティッシュイングリッシュで書かれておりますのでそんなにツッコミどころはないと思いますが、私、大庭可南太のツッコミは紫色のテキストで表示して本文とは区別したいと思います。では本文を始めます。

 

はじめに

本書は実際どのような本であるのか?

このような質問から始まることは奇異に思われるかも知れない。しかし、とりわけ少しでも自分のゴルフのゲームを改善するための何かを求めてこの本を手にした読者にとって、その答えは重要なのだ。

もちろん我々としてもその読者が本書から多大なる発見をされることを真摯に期待している。しかし始めに完全に明らかにしておくべき事がある。本書はいかにゴルフをプレイするかについての包括的なガイドブックとしては何の主張、あるいは目的すらも持ち合わせていない。「指導的な」本としての、実質的な、通常の感覚は一切持ち合わせていないのだ。

説明

それよりも、本書はアインズレイ・ブリッグランド卿とゴルフ・ソサエイティ・オブ・グレート・ブリテン(G.S.G.B)の創造力およびサポートによって可能となった、広範かつ魅力的な探求を尊重して濃縮された物である。

ゴルフに関してはそのゲームやスコアに関して毎年膨大な量の書籍が出版されているが、ゴルフの本質的な原則は今日に至るまで依然として未開の地域に取り残されたままである。古くはハリー・バードンの「コンプリート・ゴルファー」(1905)に始まり、数々の偉大なる、この未開の領域の地図を詳細に作成しようとする試みが行われてきた。しかしそれら多数の理論や言及によっても、またその時代の最高の権威者の書籍をもってしても、それらが科学的に裏付けられたものになっているとは到底言いがたい。

本書においてその全てが成し遂げられているともやはり言いがたい。しかし本書は、本書に協力した全ての優秀なゴルファー、またゴルフがどのように科学的に分析されるべきなのか、またどのようにプレイされることが効率的であるとどの程度「証明」出来るのかを見つけようとし、ティーチングプロによる指導や練習方法が、世界中のゴルファーの課題に対して、人体の解剖学的メカニズムを踏まえそれら理論がどのように作用するかの妥当性を考察した英国の科学者達の、奮闘の記録にはなるだろう。

参加者とそのスキル

本書の終わり近く、付記Ⅲにおいて、読者諸君は本プロジェクト全体の行程と、それがどのようにゴルフ・ソサエイティ・オブ・グレート・ブリテンによって進められてきたか、また参加した科学者達がどのような団体に属し、どのような専門領域を持ち、本書を構成するための広範な基礎研究のどの分野を受け持っているかを確認することが出来る。

それらの中には、これまでゴルフの技術やメソッドとして広範に活用がなされてこなかったものがあるばかりか、研究プログラムにおける部分的要素ですらなかったものもある。

例えば、科学的な「モデル」をそのメカニクスの研究の基盤、あるいはそれらメカニクスがどのように作用しているかをコンピューターを使用した研究の基盤として用いることは、我々の知る限りでは初めての試みである。ゴルフにおける反発弾性が、もちろん我々はそれをこれまでもそれを目にして来たわけだが、本書におけるほど広範囲に研究されたことはない。トーナメントにおけるプレーもこれまで分析されてきたが、同様の基準、あるいは同様の視点および論点において演繹的に分析されたことはない。

G.S.E.B.のプログラムもまた、極めて広範な種類の装置を用いているが、それはゴルファーの両足と地面の間に発生するストレスを正確に計測するための力量分析プラットフォームから、高速でスピンするボールの挙動を航空力学の原理のもと実験を行う風洞実験の装置などがそれである。

まぁ地面反力とかってキーワードが今更流行ってますけどね。

行われた多くの研究は、答えを導き出すよりも多くの疑問を投げかけるものであり、本書でそれらの全てを提示、評価を行っているとは言いがたい。本書では発見された事実の中で最も興味深いと思われるもの、また加えて充分な解釈が行われ、原則的な理論として全体として統合が可能であるものに論旨を絞らなければならなかった。

本書はいくつかのセクションに分けられている。それぞれのセクションは、ゴルフのゲームにおける特異な側面、またそれらを理解するための導線となる役割を果たしている。またそれぞれのセクションは読者諸君の現在地と、各章がどこに向かおうとしているのか、また読者諸君に一連のテーマを提供し、それらがそれぞれの概念の中で可能な限り顕在的に分類できるよう意図されている。

各章とそれらのグループの長さはそれぞれであるが、研究の範囲およびそのテキストの長さは、それぞれの一般的なトピックについて科学者チームがどの程度妥当かつ確信を持った情報であると感じているかと、科学者ではない読者にとってそれらがどの程度実用的な意義を持っているとみなしたかの双方を反映している。

 

まぁこのように若干まわりくどい文章ではありますが、非常に英文の描写が明確なので齟齬は発生しないだろうなぁという点でアリなのではないかと思います。まぁTGMに比べれば楽勝ですね。こんな感じで続けていきます。

リニア・フォース

新年あけましておめでとうございます。

新年早々デシャン坊の野郎がピン抜かずにパット打って話題になっているようですが二日目終わって二位タイということで結果が伴ってしまっているようで、マネして抜かないで打つ人が他にも出てきたみたいです。

本来はプレイを早く進行させることがこのルール変更の目的だと思いますが、主旨を逆手に取るということにかけては世界有数の才能を誇るデシャン坊ですから今後の動向が期待されるところです。

とはいえ、なんか悔しい気もしますけど、やっぱりデシャン坊は今年少なくとも三つ四つは勝つと思います。去年の年末のシュライナーズと今年の二日間を見てて思うのですが、もともと致命的なショットミスがほぼ出ないメカニズムでショットをしているのに加えて、繊細な感覚が要求されるアプローチとパッティングが向上してしまっているので、そんなに大叩きする要因がないと思うのです。

加えて極めてシンプルな間接や筋肉の使い方をしているので、そんなに長期離脱するほどの大ケガをすることもなさそうに思えます。

本来アングルドヒンジング(デシャンボーくらいのスティープなプレーンになるほどバーティカルヒンジングと同じになるとTGMには書いてあります)のヒッターは持ち玉フェードになるのですが、ボール位置を変えることで球筋もフック、ドローと高低の打ち分けが上手くなってますし、本人的には「こういうときはこう」という対応方法が年々洗練されて来ているのではないかと思うのですね。

あとは性格がちょっとアレと言うか、キャディの大ちゃんも「コメントは差し控える」って言ってましたけどちょっとキレやすいところがあるんですけど、そこもちょっと余裕が出てきたというか、あれだけバーディパット打てればどっかでバーディ取れて毎回67くらいでは回れると確信していると思うのですね。

四日間で25アンダーの選手がいたらしょうがないけど、20アンダーなら毎回だせるよなぁ、そしたら俺が優勝なのかなぁみたいな、とてもシンプルな状態に見えるのです。つまり成績が出ているけどあんまり神がかり的なゾーンでスーパーショットの連続で成績が出ているというよりは、「出来る事をやっているだけ」に見えるのですね。

 

新年ということで私も今年の抱負を掲げようと思うのですが、今年は

シンプルに「リニア・フォース」で行きます。

 

実は前回の記事で「GERAS」のセミナーに行ってきたことを書きましたが、開発者のマイケル・ネフが言うにはPGAの選手が考えていることは意外とシンプルで

1. バーディを狙える位置のフェアウェイにティーショットを打つ。

2. なるべく高くて、曲がりの少ない、止まるボールを打つ。

だけなのだと。

要はこれがフェアウェイやグリーンを最も広く使える方法だと言うことです。ドローのきついボールを打つと距離が稼げても、突き抜けてラフに行ってしまうとグリーンに止めるボールを打つのが難しくなりますし(実際ドローヒッターのマキロイとかは今日も何回かフライヤーしてましたね)、そもそも距離はそこまで頑張らなくても充分届くということですね。

ということはストレートから弱いフェードくらいのボールが理想になります。

そこから

1. ターゲットに対してヘッドは限りなくゼロパス(角度を付けない状態で)でコンタクト

2. フェイストゥパス(ヘッドパスに対してのフェース面の角度)は限りなくスクエア

3. クロージャーレート(ヘッドの閉じる割合)は限りなく少なめ

極端な話真っ直ぐにターゲット方向に直進するクラブヘッドがスクエアにスイートスポットでボールに当たってずーっと下降も上昇しないでそのままの状態をキープ出来るほど「良いスイング」ということになります。

つまり怪物くん(知ってるかなぁ)やルフィのように

f:id:kellogg2005:20190105151713p:plain

今年も作図のレベルはこの程度になりますことをお許しください。

こんな感じで腕がビヨーンと伸びてずっとヘッドを「直線状」に動かす事が出来れば「理想的なスイング」になると言うことです。もちろん出来ませんけどね。普通の人間の腕は伸びませんから。

でもデシャンボーのショット見てると

f:id:kellogg2005:20190105153241p:plain

https://this.kiji.is/416403176163329121

そういうイメージに見えなくもないのです。

 

ついでセミナーでは私のショットのレッスンになったわけですが、そこで言われたことは

1. ショットの間じゅう右のケツを前に出さないようにしろ

2. トップから思い切り左腰にめがけて「直線的に」クラブを振り下ろせ

ということでした。「サムライがカタナを振り下ろすように」と。

ここんとこずっとインサイドアウトのスイング軌道になっていたこと(およびセミナーで使ったクラブが軽すぎて柔らかすぎたこと)でフック傾向が強すぎるのでそれを矯正したわけですが、本人的には猛烈なカット軌道で直線的な大根斬りスイングな感覚です。しかしこの二つを意識した結果前傾が崩れずに思い切り左に振り抜けるようになったわけですが、不思議なことにこの方がゼロパス、スクエアフェイストゥパス、ロークロージャーレートになってストレートになるのですね。

 

今では数日経って、それから練習にも行きまして自分なりに消化した感想なのですが

「もしかして自分は美しい「円」軌道を作ろうとし過ぎていた」のではないかと。

ゴルフのスイングってどう見ても円運動に見えるわけですが、円運動より直線運動の方が基本的には簡単だと思います。ボクシングでフックよりストレート打つ方が簡単な気がします。瓦割るときだってたぶん真っ直ぐに拳をスクエアに当てようとすると思います。やったことないですけど。

とかく「軌道」というものを気にしがちですけど、人体は怪物くんやルフィのようには伸びたりしませんので、直線運動を行っても円運動になってしまうはずです。

1. 土台が安定していれば

2. 円運動の中心となる軸が安定していれば

3. 直線運動の発生場所が円運動の半径上で、運動の方向が少しでも外方向であれば

TGM的に言い換えれば

1. バランスが取れていて

2. プレーンの軸が安定していて(ステイショナリーヘッド)

3. エクステンサーアクションが作動していて

なおかつフェースがなるべく長い時間ターゲット方向を向くように調整されていれば(フラットレフトリスト)、たぶん望ましい結果が出るようなヘッド軌道になるはずです。

なので自分にとって望ましい「直線的なフォース」のあり方を今年は研究しようと思っているわけです。「丸く、美しい軌道で回転で打つ」という発想よりも、「あるところを決めて(フィックスして)おいて、直線的なチカラを加えると円運動になる」という考え方の方がシンプルだと思うのですね。

 

もちろん今回の記事は元PGAのプロだったアメリカ人が私のレッスンをした体験談でありまして、今現在スライス出ている方が直線的にスイングしたらもっとスライスするような気もしますので、捉え方としては「きっとどこかに使える直線がある」ということでお願いいたします。

 

話が変わりますが先月はTGMの日本語版を早速6名の方にお買い求め頂きました。深く御礼を申し上げます。

 

それでは今年も、いや今年こそ

"May The Linear Force Be With You !"

 

2018年末のご挨拶

早いものでこのブログで年末のご挨拶をするのも三回目になりました。

 

今年はなんと言いましてもブログでのTGM勝手な解釈の終了と、日本語版の書籍化という大きな目標が遂行出来ましたが、これも一重にマニアな読者の皆様の応援のおかげだと思っております。深く御礼申し上げます。

現在このブログのアクセスはTGMにはほぼ関係のない「2019年新ルールまとめ」の記事が80%というなんだかなぁの状態ではございますが、今後ともマニアックな記事を更新し続けていきたいと強く決意をいたしております。

 

実は先日ノビテック様主催の「GEARS Level1 Certificationセミナー」に取材で参加をさせていただきました。

f:id:kellogg2005:20181231134148p:plain

「GEARS」は人体とクラブにセンサーを付けて解析を行うモーションキャプチャーのシステムですが

f:id:kellogg2005:20181231134313p:plain

まぁおそらくPCM誌上で記事にすると思いますので今ここで詳細に触れることはいたしませんが、とにもかくにもグゥの音も出ないほど理論的で当然なことの積み重ねでゴルフを研究しております。

開発者は元PGAプロのマイケル・ネフというおっさん方ですが

f:id:kellogg2005:20181231134603p:plain

自らがプロでありながらセカンドキャリアとしてこういうシステムの開発を行う事業を立ち上げてしまうというその姿勢がまずすごいと思うのですね。

 

幸い私はPCMラボの方で「GEARS」をちょっとは触れる立場にありますし、そこに収録されているPGAツアープレイヤーがTGMの各コンポーネントどのバリエーションを使っているかとか、そこにどんな効果が期待されるかも研究出来たり、その過程で様々なプロフェッショナルの方ともお知り合いになれたり生意気に意見交換させていただいたりしているわけですが、つくづく思うことは

出会いって大事だよなぁ

ということです。

 

もし私が2016年のマスターズを見ていなかったら、そこでデシャンボーという変なヤツがローアマチュアを獲得していなかったら、またその変態ぶりに興味を持ってネットサーフィンをしていなかったら、

「The Golfing Machine」

というキーワードにたどり着くこともなく、このブログを書き始めることもなく、PCMというマニアックな雑誌に寄稿することなどあり得ないし、今とはずいぶん違ったゴルフライフになっていたと思うのですね。

「GEARS」のセミナーの参加者は皆さんプロゴルファーだったりプロインストラクターだったりクラフトマンだったりシャフトメーカーの方だったりするわけですが、そんなところに私のようなド素人が「取材」なんて名目で潜り込ませてもらえることもなかったはずです。

f:id:kellogg2005:20181231140134p:plain

ちゃっかり修了証まで頂いてます。

で、なんとかその「ナゾの本」の日本語版も製作できまして、まぁ結構苦労した気もするんですがそれでも2年半くらいで終わっている訳なんですね。もちろんこれ本業じゃないですから週に二回3時間くらいって時間を決めて作業してきた感じですから、フルタイムでやったら(餓死するけど)半年くらいで終わってるプロジェクトということですね。

 

それで今後どうするかと言うことなのですが、もちろんTGMの研究は一生続くと思いますし、GEARSのような解析機器で検証しながらゴルフの研究をすることは続けていくのですが、

実は日本語になっていない、英語でしか存在しない重要な情報ってもっといっぱいあるのではないかと思うのですね。著作権に抵触しない範囲でこういう情報を日本語化していくことも大事なのではないかと思うのです。

例えば死後50年以上経った著作者の英語は誰が翻訳しても問題ないはずです。トミー・アーマー(1968年没)の著作は来年から翻訳フリーになりますし、ボビー・ジョーンズ(1971年没)も2022年には翻訳フリーになります。既に日本語版が存在する著作もありますが、こうしたものでゴルフ版「青空文庫」を作ることも出来るわけですね。

「そんな大昔の情報をあさっても現代のゴルフの役には立たない」

確かにそういう考え方もあるでしょうけど、逆に私は「ほとんどのことが役に立つ」と考えています。道具が変わってもボールが曲がる理由は変わっていないですし、多くのアマチュアは100年たっても100が切れないわけです。

逆に、デシャンボーもスピースもモー・ノーマンもニクラウスもボビー・ジョーンズも必ず守っていることは絶対的な真理というか「基本」なことのはずです。

古典をしっかりと体系的に捉えることで、そういう「基本」をサルベージしていくことが必要だと思うのは、やはり「GERAS」のような先進機器でもそうした「基本」の上に発展しているとつくづく感じるからです。

そして日本のゴルフに致命的に足りないのがその「基本」の理解ではないかと思うからです。

人は誰でも新しいことが好きです。私も好きです。「『GERAS』でわかった!これまでの常識のウソ」という記事の方がキャッチーなのはそうなのでしょうけど、「GEARS」でわかることはTGMに書いてあるような「基本」がなぜ正しいのかということがほとんどです。

今の望遠鏡の方が高性能なのは当たり前ですけど、大昔にハレー彗星の周回軌道は計算できていたわけです。もちろん相対性理論や量子論ではニュートン物理で説明出来ないことが説明できるわけですが、だからと言ってニュートン力学が意味をなくしたと言うことではないはずです。なのでまずはニュートンしっかり勉強しようよということですね。

たぶん相対性理論や量子論を理解出来る人は、当たり前のようにニュートン力学を理解しているのだと思います。「ニュートンはもう古い。これからは量子論だ!引き寄せだ!」と言ってワッキャーしている科学者がいるとしても、絶対にその人はニュートン力学の意味を理解しているはずです。でないとそれは理論とは呼べないのです。

今のゴルフ界で「新理論」「新メソッド」を提唱している方々が同じようにニュートンを理解した上で商売上ワッキャーしているなら問題ないと思うのですが、

どうもそうは見えないのですね。。。

なので私は「古典」「基本」を様々な角度からサルベージしていこうと思います。人生の経験上そっちのほうが効果がありそうだと思うからです。新しいダイエット方法や新しい英語学習法にこだわらなくても、毎日10km走って英単語50個覚えれば多分効果が出ます。

 

長くなりましたけど、で、次に何を翻訳していくかですが、これです!

Search for the Perfect Swing: The Proven Scientific Approach to Fundamentally Improving Your Game

Search for the Perfect Swing: The Proven Scientific Approach to Fundamentally Improving Your Game

  • 作者: A. J. Cochran,John Stobbs,Golf Society of Great Britain
  • 出版社/メーカー: Triumph Books
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: ペーパーバック
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る
 

1968年初版で、TGM同様10年留保で日本語の著作がないことが確認済みです。

TGMは基本的にスイング理論であり「人体側」をどのように整えるかを論じていますが、上の本ではゴルフにおける道具も含めた様々な現象を科学的に解明しようとしております。英国ゴルフ協会、USPGA、ダンロップなど様々な由緒正しい団体の共同プロジェクトとして行われた研究なので、どっかの黄色い本と違って非常に評価の高い書籍であります。

なぜこうした書籍が日本語になっていないかですが、要するに「売れない」と判断されたということだと思います。

 

これも本当に私がラッキーなところなのですが、現代ではWordで原稿作ってiPhoneで写真撮ってPDFをオンラインで入稿して1冊から書籍か出来てネットで販売出来るわけですね。テクノロジー万歳です。

こんな時代に生まれた幸運をかみしめながら、死ぬまでにあと30冊くらいは訳せるかなと思います。

 

長くなりましたが皆様が来年も「リニアフォースとともにあらんことを」お祈りしています!

 

良いお年を!

 

ザ・ゴルフィングマシーン - The Golfing Machine - 日本語版刊行のお知らせ

 ご無沙汰しております。なぜかTGMにほぼ無関係の記事が軽くバズっているおかげで最近アクセス数が四倍程度になっているのを良いことににタカをくくっている間に、かねてよりより進行中でございました「日本語版」の最終校正作業を進めて参りましたが、おかげさまをもちましてこのたび紙本として刊行の運びとなりました。

f:id:kellogg2005:20181220120953j:plain

写真にはカバーが付いておりますが、今回商品には付属しておりません。

The Golfing Machineとは何か

まずTGMがどういうものかをご存知ない方は絶対にご購入しないようにお願いいたします。どういう物かを知りたい方は、このブログでほぼ全文が無料でご欄になれますのでそれをご欄になった上でどうしても紙本の状態でお読みになりたい方だけご購入ください。

今回の紙本の特色

精密翻訳

ブログではがんばったつもりでもやはり翻訳経験がほぼゼロの状態でスタートいたしましたので、今から見返すといろいろアレな感じのところもございますが、今回はイチから翻訳をほぼやり直しました。本文に付け足すことも差し引くことも極力せずに、ひたすら「TGMを日本語にするとしたらこうなる」というものを目指しました。はっきり申しまして私の現状の英語読解力、日本語文章力、ゴルフ愛のすべてを投入、出し尽くしたつもりです。

f:id:kellogg2005:20181220121601j:plain

まぁそれでもやっぱり限界はありますし永久に手直し出来ると思うのですが、とにかく今回のプロジェクトを完走させたのは、

もう二度とTGMのクソみたいな英語を読みたくない!

という怒りにも似た感情でした。「ゴルフ界への貢献」とかそういうキレイ事なモチベーションで訳せるような本ではございません。

 

レイアウトを完全コピー

f:id:kellogg2005:20181220122456p:plain

今回日本語版の製作にあたって一番難儀したところですが、「The Golfing Machine 7th Edition」をページからレイアウトから本のサイズまで何から何までを完全にコピーしました。単に英語が日本語になっているという違いと、日本語版の索引を追加したのでその分オリジナルより4ページ増えたという違いしかありません。なので既にTGMの原著をお持ちの方であれば対訳ガイドとしても使用出来ます。

 

写真は全部撮り直し

ブログでは自炊屋さんの業務用スキャナで撮った写真を使用しておりますが、見本刷りでのクオリティが納得いかなかったので今回は新たに撮影をやり直しました。私一応カメラマンもやってますので一眼レフも試したんですが、まさかのiPhoneが一番上手く撮れるということがわかり、全て差し替えております。

 

スペック

ページ数 264ページ(オリジナルは260ページ)

大きさ 148mm x 223mm (洋書版のA5はやや縦長ですがそっくり同じサイズ)

カバー ソフトカバー (オリジナルはハードカバー)

重さ 420g (オリジナルは515g)軽いので寝ながら読めます。オチるけど。

 

カバーについて

写真ではビニールのカバーがついてますが、これは付属しておりません。ソフトカバーのためそれほど耐久性があるわけではありませんので、早い段階でカバーを付けることをオススメいたします。いろいろ試したところ、こちらの商品がベストフィットです。

 

どんな人にオススメか

プレイヤーと指導者

基本的には上級者であればあるほどメリットが大きいと思います。上級者であればそのぶん技術や思考の引き出しが多いわけで、自分がやってきたことの位置づけが明確になるので「何をすべきか」が明確になりやすいと思います。

ただプレイヤーが読んだ場合、情報過多になって集中すべきポイントが分散する可能性があるので注意が必要です。

特にアベレージゴルファーが読んだ場合に注意すべき点は、全体像をある程度理解したとしても「一度に取り組むことは必ずひとつづつ」の原則を守るべきでしょう。でないとものすごくスコアが悪くなります(経験済み)。

結論としてはこれをよく読んだ指導者が、「いまこの生徒にはこれが必要だ」ということを見極めて、方向性を合意するためのツールとして使うのが理想的ですが、生徒と指導者が両方TGMを読んでいると言う状況は、まぁほぼ夢ですね。

「科学的ゴルフ」を嗜好する人

今後このゴルフを「科学的に」というフレーズは増えることはあっても減ることはないでしょう。今にスマホで弾道測定が出来る時代が来るかも知れません。ただし、TGMの第二章の原理原則群はニュートン物理が否定されない限り不変だと思いますので、あまりにもそこから逸脱している「科学」はニセモノです。そういう見極めには役に立つと思います。 

価格

12,800円(税込み、送料込み)

高いですよね。オンデマンドで一冊から印刷するというコストを差し引いても、どう考えても高いです。熟考に熟考を重ねてこの価格にした理由は以下です。

本家の値段がそのくらいだから

TGMの原著はこのブログのサイドバーからでも購入出来ますが、やっぱりだいたいこのくらいの値段がするわけです。勝手に日本語版作ってる身としてはやはりそれによって原著の売り上げを阻害することがあってはならないと思うのですね。

これは入会金です

「TGMを常に傍らに置いてねちっこくゴルフの研究をしていく会」の入会金です。年会費とかはありません。どんな教材買うよりも、どんなウェッジ買うよりも、きっと長いつきあいになると思いますので減価償却で考えれば妥当な価格と思います。というかこの価格を高いと思う方はどうせ続かないですしブログの方を読んでいれば十分だと思うのですね。

 

ご購入に際して

ご購入は以下のボタンから可能です。製本、発送は 「製本直送.com」様が行います。

TGM日本語版のご注文はこちら

 

発送

「製本直送.com」様の、3〜8営業日以内に発送になります。送料は価格に含まれますが、日本国内のみの発送となります。

 

最大のポイントは(ブログでほぼ読めるものを紙本で、しかもこの値段で買うという希望者はほぼいないのではないかと思いますが)いずれいせよ「The Golfing Machineというナゾの本」という状態は払拭できました。ナゾはなくなりました。ここにあるのですから。日本語のものが。

 

12月23日 追記 収益の使い道について

「こんなもん俺が生きている間に10冊も売れねーし」と思っていたのですが、思いの外多数のご注文をいただいておりますので、この刊行でうっかり得た収益をどのように使用していくかについてご連絡をしておきます。収益は全額さらなるゴルフ研究の費用に充てさせていただきます。具体的には、、、

 

もし30冊売れたならば

まぁさすがに厳しいとは思うのですが、もし30冊売れましたらその収益でイーデルのシングルレングスアイアンをセット購入します。TGM信者が作っていることが確実である唯一のクラブメーカーがイーデルですし、仮にデシャンボーが来年勝ちまくったら本格的にワンレングスが「アリ」だと認識されると思いますので、先駆けてどのようなメリット、デメリットがあるのかを研究したいと思っています。たぶんこれプロや上級者がやるのは勇気いりますし、レッスンプロも出来ないことです(生徒が全員シングルレングスになってくれない限り)。ハンデ17の私ごときがどうなろうとゴルフ界としてはどうでもいいことなので、私が研究者としては適任ではないかと自負します。

 

もし300冊売れたならば(あり得ない)

渡米してTGMのインストラクター資格とります

 

まぁクラウドファンディングみたいな雰囲気にもなくはないですが、一応今後は月頭に前月の販売冊数を公表していこうと思っております。

 

既にご注文を頂きました皆様には深く御礼を申し上げます。