目次

3-0 概要

ゴルフにおける相対的なスキルを習得する上で重要なことは、個々のコンポーネントにおいて当初発生する、意識的、計画的、機械的な操作というものをなるべく削減し、それらが完全に一体感を持つ状態に向けて「計算し尽くされた”感性” - Computerized "Feel"」として翻訳するプロセスにあるのじゃ

その上で各コンポーネントの持つ特徴や役割を失うことなく、かつ都度の状況に応じた特別な目的の為のバリエーションの選択に至るまでがはつらつと行われるようにならなければならぬ

第九章にあるとおり、どの方法を選択するかに関わらず、お主のゲームは改善されていく

すなわち、両手を教育(5-0)することによってフラットレフトリスト(4-D-1)が機能すれば、お主の両手は即座に第八章にある全てのセクションにおいて、「機械的要件」から「感性」への翻訳を行えるようになる

お主のベーシックモーションは、やがて「後ろに上げて、落としながら外へ」という単純なものになり、7-23にあるとおりそれはドライバーからパットまで同様のものと感じるようになる

お主のトータルモーション(第十二章)は、単にベーシックモーションにコンポーネントのバリエーション(第十章)を必要に応じて追加させただけのものになる

お主がさらなる向上に向けて努力することは、それまでのトータルモーションの感性に何らかの変化を加えると言うことなのであり、必ず感性の変化を発生させる

そうして新たに習得された感性が、お主のトータルモーションの開発の「現在地」となっていく

新たな要素の習得にあたっては、慎重に考えた上で、クラッシュもしくはリレイティブ(3-C/D)の双方の翻訳方法を選択していくことじゃ

しかし、いずれの方法を選択するにせよ、「リズム」は常に最高の優先順位にあることを忘れぬ事じゃ

ついにTGMでも最高に面倒くさい第二章が終わって、今おいらは最高にホガラカな気持ちでこのパートを書いているよー

TGMでは幾何学と物理学の観点からゴルフを説明しようとしているから、そういう現象って数値化は比較的簡単だけど、文章にするのはなかなか難しいわけでそれがTGMが難読とされている理由でもあると思うけど

各ゴルファーが最終的にゴルフを出来るようになるには、各動作が正確に定義された上で「じゃあそれはどうやったら出来るのか」を追求しなければいけないと

で、それはつまり「正確な動作が出来ているときの自分の感性を記憶する」ということだと爺は言っていて、TGMではそれを「翻訳(Translation)」と言ってるわけだねー

で、この「翻訳」が上手く出来るようなると、それらを集合させて自分の中でのショートカットキーが出来てくると

つまり、24のコンポーネントが完全に機能しているのに、本人の感覚としては「上げて下ろしているだけ」になるのかもしれないし、「手は何もしません。身体を回すだけで打てます」になるのかもしれないし、無意識に出来る正しい動作のコンポーネントが増えるほど、その人のゴルフは単純なものになっていくと思うんだよね

で、同じ感覚で「身体を回すだけ」で打ってたら、なんか良い球が出なくなった(調子が悪くなった)時は、どこかのコンポーネントが機能不全を起こしているわけだから、そこを物理的、幾何学的に解析してやり直すことから始めればいいじゃんと

爺の時題はともかく、今の時代は映像解析だの弾道計測だのの技術は格段に上がっているわけだから、今の方がTGMはより活用がしやすくなってるんではないかとおいらは思うよー

要注意なのは、今回の記事がまさにそうなんだけど、

幾何学的、物理的に正確に記述する文章→難読

感性、精神に訴えかける文章→読みやすい

というのは、ゴルフの上達とかレッスンにも当てはまることで、

「もう少しトップの位置を高くしましょう」というのはやる側は今までと違うことするわけで「違和感」があるけど

「もう少しフックグリップにしましょう。ほら曲がらなくなりましたね。ナイッショー!いいですねー」というのは極めて「気持ちいい」わけなんだけど

後者の「気持ちよさ」を求めすぎるとたぶん良くないからね

たまには自分のスイングをスマホなりで撮影して、幾何学的、物理的な状況を確認することが大事だと思うよー

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