6-C-2-0 クラブヘッドラグ概要

バルスパー・チャンピオンシップの初日、ブライソン・デシャンボーくんは4アンダー6位タイでどうも14ホールでサスペンドしたみたいだけどー、ちょっとは調子出てきたのかもねー。またパター変わってたけど

さてこの章のクラブヘッドラグは、ケリー爺をして、「ゴルフの秘訣」とはっきり言い切っているところなので、なるべくイメージを膨らませて爺の言ってることを解釈していこうと思うよー

クラブヘッドラグは、まさに「ゴルフの秘訣」と言うべき技術じゃ

この技術なくして、ラインオブコンプレッション(2-0)を継続することは出来ぬ(3-F-7-B)

この技術は一見シンプルじゃが、つかみ所がなく、しかしストロークにとっては絶対的に必要不可欠なもので、代替や補填のしようがなく、そしてストロークの間中常に存在するものじゃ(6-C-1)

クラブヘッドの重量と、その速度や方向の変化によって発生する「ラグ」つまり、みんな大好きな「シャフトのしなり」として現れるのがクラブヘッドラグだねー
で、このブログにも良く出てくる「スヒンなスイング」で有名なベク・キュジョンさんの動画を静止画で見てみるとー、もうすんごいしなっちゃってるねー
どんだけ怪力女子なのこの人って思うんだけどもー

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ところがこれを動画で見てみるとー、意外とそんなにマン振り感はない、というよりも全然力感(ドルア感)を感じないんだよねー

youtu.be

このクラブヘッドラグを管理することで、クラブの加速状況、あるいはその方向についてプレッシャーポイントを通じて感知することが出来るのじゃが、特に必要な事がない限り、それはプレッシャーポイント#3で行われるのじゃ

クラブヘッドラグ管理はプレッシャーポイント#3でやるのが基本ってことだねー

2-M-2の方法にのっとって、このクラブヘッドラグの発生量を細かくプラス、マイナスし、5ヤード刻みで距離を調整できるよう、自分にとっての「基本形」を作り出す事じゃ

この努力の過程で、「均一化の活用」を身につけるはずじゃ。つまり、(PP#3で感じる)スイング重量は、極力変化しない方が望ましいのじゃ

2-M-2には、「加速度とスイング半径を増やすとインパクトの重量が増える」「加速する時間を増やしてリリースの時間を減らすとインパクトの速度が増える」でもって
ボールスピードは重量X速度で決まる」という難しいことが書いてあるけどー

加速度が最初の内大きくても、続けられないとラグってリリースされちゃうから

つまりダウンの最初に「ドルアっ」ってクラブを押し込んでも、その瞬間ではものすごいしなりとか出来るけど、それをインパクトまで維持出来ないとただのアーリーリリースになっちゃうから、自分の中できっちり続けられる範囲でラグをキープ出来るようなストロークを作っていく必要があると。結果的には、チカラの入れ具合ってわりと終始一定な感じだよーということだと思うのねー

おぬしの「基本形」が出来たなら、そこで感じる「ノーマルな」プレッシャーというのはクラブの速度が上がれば上がるほど軽く感じ、遅ければ遅いほど重く感じるのじゃ
つまりアプローチスピードを変化させると言うことは、実際にはセパーレーションスピードの反対の効果によって完全に相殺されてしまうのじゃ(2-E2-F2-M-13-F-7-Bも関連して勉強のこと)

なんだか難しいけどねー、例えば台車のついた重いモノを引っ張ろうとすると、止まってるところから最初に動き出すところが一番チカラがいるよねー。でもってひとたび転がり出すと、徐々に弱い力でも同じような速度が出せるようになるよねー
ゴルフはヘッドのスピードが出れば出るほど一般的には嬉しいものだとするとー、プレッシャーポイント#3にかかる重量をストロークのあいだじゅう減らさないでずめばー、最後の方にはものすごいスピードになってるって事だよねー
逆にその感じる重さが変わると言うことは、つまり最初のほうに重さを感じてヘッドスピードを上げたとしても、最後までその加速度を維持出来ないと、セパレーションスピードで相殺されちゃう

つまりフェースがボールに当たるときのヘッドスピードが同じだとでも、ボールがフェースから離れていくときにガクンとスピードが落ちてしまう...ってことじゃないかなー

まぁ早い話が「ドルアっ!!って振るなよ。ニャーーーーーって感じで長く一定のチカラで振れよ」ってことじゃないかなー

でもって上の動画の羌瘣ベクキュジョンちゃんが出てる韓国のゴルフ番組動画が以下

まぁ韓国語全然わかんないんだけどねー(爺の英語よりはわかるかも)

けっこう長い動画だけど、要は「切り返しで『ふんっ』てチカラいれちゃいけないんですよ。だからトップとかいろんなとこでスイング止めても最後まで振り切れるチカラの入れ具合を練習するんです」と言ってるように思えるのねー

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トップのこの状態からー

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「ふんっ(ドルアっ)」てチカラ入れると身体が開いたりクラブがいきなりボールに向かっていってダフったりトップしたりするんだけどもー(練習場で実験済み)

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軸からの手の距離を変えないで、

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並進運動するから

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すごく一定のチカラで丸っこくクラブが振れてるという

 

この人異常に頭が動かないから本当にきれいな楕円に見えるんだけど、最初の動画見てもわかるとおり、思いっきりクラブしなるし、結果としてものすんごくヘッドが走って見えるんだよねー

なんかゴルフ番組も韓国の方がレベル高い気がしてきた...。

ちなみにベクキュジョンはルーキーイヤーに韓国で三勝して翌年(2015)から米国LPGAで戦ってるけど、韓国開催のLPGAツアーに勝っただけで、今年からは韓国女子ツアーでプレーするという噂だけど、日本でも見てみたいねー

 

さすがに「秘訣」(The Secret)というだけあって、もう少しこのラグの話はしつこく続くよー

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