コンピューターのプログラムというものは、常に、与えられたアクションの結果とその原因がイメージとして視覚化出来るものでなければならず(1-L)、それらアクションを実行にあたって正しく身体に命令するための翻訳が出来るように開発されていなければならないのじゃ(5-0)

その(プログラミングの)ためには常に正確な情報が必要となる。チャレンジ精神、事故訓練の精神も成長のための刺激として重要じゃが、基本的には到達可能なゴール、そそてそのためのタスクとタイムテーブルを設定し、粛々と実行に移すべきじゃ

幾何学と物理学は明確に区別されなければならぬ

「アライメント(方向性、位置)」とは関係性であり、これは幾何学の領域じゃ
そして「アクション(作用)」とはエネルギーであり、物理学の領域じゃ(第二章
これらは共に、「メカニクス」を構成しておる
すなわち構造的に完成された幾何学と物理学じゃ(1-L)
「感覚」は身体にとって構造と同意義をなすものではあるが、この「感覚」の基盤となっておるのは「教育された両手(5-0)」じゃ

幾何学は、あらゆるパターンに対して同等に作用するものであり(1-L-20)、お主のコンピューターの基本的プログラムとなるものじゃ
その他の全ての付随するプログラムは基本的プログラムに準じたものでなければならぬ
ヒッター、スインガーの物理、およびその特徴となるメカニクスは各ゴルファーの基本形となる「トータルモーション(12-1,2,3)」をなぞるものでなければならぬ
従いお主のコンピューターのプログラミングのルーティンの第一番は、お主の基本的なストロークの手順をしっかりと確認して調整するという事じゃ

第二に注意すべきことは、ボール(というかボールの位置)に対して、おぬし、つまりマシーンがどのような位置を取るかということじゃ
風、地形、フック、スライスその他の与えられて諸条件を考慮して方向性をコントロールすることじゃ

第三に距離じゃが、これは主にクラブの選択となるが、さらにラグプレッシャー、ターフのコンディション、風なども考慮に入れる必要があるじゃろう

第四のルーチンは選択したバリエーションの中におけるわずかな「違和感」、つまり基本的なストロークでは代替することが出来ない部分について精密に確認をするということじゃ。マシーンをシフトさせ、ターゲットに対しての方向性を微調整するとともに、ボールとターゲットの最終的な関係性を決定する必要がある
これら決定事項は、アジャステッドアドレス時からフォロースルーまで続かなければならないものじゃ。このターゲットへの意識は、決してダウンストローク時に「停電」することなく続かねばならぬが、結局のところこれら関係性と精度を保つものは両手(HANDS,HANDS,HANDS!)じゃ(5-0、6-G)

第五のルーチンは精神状態の持ちようじゃ。つまりマインドからプログラムされた事以外の全てを消去するボタンを持ち、極めて冷徹にただその手順を実行することじゃ
そのためにはお主がすべきことが何であるかの明確な像がイメージされておらなければならぬ(12-3)
「ボタンを押す」ということは、ボールアクションからハンドアクションへの完璧な移行を意味しておる。ボールを目の前にして立っておるお主の全てのシステムが「オールクリア」になることをはっきりと自覚できるまで、決してクラブを動かしてはならぬ

ひとたびボタンが押された後に、つまりお主のプログラムからボールのプログラムにストローク中に戻ってしまうと言うことは、特に初心者にとっては破滅的な結果をもたらすのじゃ

しかしあるとき、望ましいボールの挙動を作り出すために、全て意識して行われたプログラムの結果、必要なボール、つまり想定したとおりの結果が出るというタイミングが来るときがあるかもしれぬ
この状態こそがターゲットに対してあらゆるコンポーネントの位置づけを制御出来たときであり、選択した方法のターゲットを意識した実行状態といえるのじゃ(3-F-5)

厳密に科学的なアプローチに徹するならば、ボールもまたコンピューターであると言えるのじゃ
インパクトの1000分の4秒の間に、ボールはプログラミングを受け止め、分析し、挙動として反応するのじゃ
つまり、インパクトとはボールというコンピューターへのプログラミングに他ならぬ
インパクトとははかないものであり、時としてゴルフの技術の枠を超えてクラブヘッドの挙動を不正確なものにし、避けようのない失敗をもたらすことがあるなどというのは間違った認識じゃ
コンピューターは常に盲目的にプログラミングの指し示すところに追従し、プログラミングを超えて動作することも起きないのじゃ
言い換えれば、正確な情報を入力すれば、正確な結果を出力するのじゃ

同様に、クズのようなデータを入力すれば、クズのような結果を出力する
本書ではどのようにすればお主達のゲームがよりよいものになるかを表しておるが、結局のところそれはお主達にかかっておる
クレームは一切受け付けておりませんのじゃ
残念じゃがこの世の摂理に反することへのペナルティは、しっかりとそのプレイヤーの中に組み込まれ、逃れようのないものとなる
それは突発的に出現し、根治が不可能な症状として継続する

よって覚えておくのじゃ
急ぐべきはショットとショットの間であるということを

なんかムカつく文章だけどねー、ほんとにこういう感じの英語だよー

これで14章終わりだよー

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