年末のご挨拶記事でございます。

2016年に旧「ザ・ゴルフィングマシーンを勝手に解釈していくよ」というブログを始めて早いもので4回目の年末のご挨拶となりました。長いような短いような複雑な気持ちではありますが、今年の10月からはサイト名を改めましてワードプレスに移行いたしました。私のITスキルレベルでもさほど大きな混乱もなく現在のサイトに移行出来ておりますので、ホームページ製作などを生業にするのは今後本当に大変だろうなと感じるのですが、依頼があればやってもいいです(格安で)何をえらそうに

さて昨年12月に発売いたしました「ゴルフをする機械 – The Golfing Machine 日本語版」はおかげさまをもちまして現在までに通算44冊もお買い上げを頂きました。お買い上げをいただきました皆様にはこの場を借りて深く御礼を申し上げます。ちなみににこっそり8月発行分からは初版の誤字脱字誤訳などの修正を行いました第二版となっております。A4拡大版の刊行も考えておりますが、もし「拡大版出れば買う」という方がいらっしゃればコメントをお願いいたします。

ちなみにお買い上げを頂く都度、検索など出来る範囲でご購入者様の情報を調べさせていただいております。そうしますとやはり圧倒的にプロの指導者として活躍されている方の割合が高いことがわかります。現在翻訳を進めております「Search for the Perfect Swing」や、「スインガー最強メソッド(Swing The Clubhead Method)」などを含め、英米ゴルフ指導理論の系譜を確認することは、現代のゴルフを理解する上で死活的に重要なことと私自身は考えておりますが、プロの指導現場の中にも私と同じような問題意識、あるいは危機感に近いものを感じていらっしゃる方がご購入をいただけたと勝手に想像し、使命感を新たにしている今日この頃でございます。

今年の私自身の気づきということになりますが、4年目にして、ようやく、やっと

スインガーとヒッターの違いがわかった!!

気がしております。なんとなくではなく、(かなり予備知識や専門用語の共通認識が必要だけど)論理的に説明出来るレベルに近づいているのではないかと実感しております。というか「今までわかってなかったんかーい!」というツッコミを承知で申し上げれば、どの選手が、あるいはどの指導者が「どちらに主軸を置いてゴルフをプレーあるいは指導しているのか」がこれまではちょっと曖昧だったのですが(状況によって変えている人いるし)、それもほぼ私の中では解明出来たと思っております。ちなみに純粋なスインガーというのは今後減少せざるを得ないと私は考えておりますが、それには道具の進化も大きく関わってくるので、その辺も交えて来年以降は考察を進められればと思っております。

現状のスイング理論を見ていても「ヒッター論」が優勢になっていると日々感じるのですが、おそらくそれはプロの選手に「純粋なスインガー」が減ってきている現状をその論者が見ているからであろうと推察されます。確かに「現状こういう選手が多いので、現代ゴルフではこれが正しいと考えられる」というアプローチは間違いではないと思いますが、ではジュニアや女性や高齢者などパワーのないゴルファーがマキロイやケプカやデシャンボーをお手本とすべきかは多いに疑問が残ります。なのでやっぱりスイング理論の系譜をしっかりとおさえて、その人に最適な手法を指導出来る事が重要になってくると思われます。「オレがこうだからこうしろ」的な発想は、もう令和では絶滅です。

ものすごくアタマはいいけどまったく教育を受けていない人が自力で「三平方の定理」を証明したとしても、そんなもん2500年くらい前にピタゴラスが発見しているわけです。もったいないですよね。ピタゴラスと同レベルにアタマいいのに、苦労した挙げ句が中学生でも知っている事実を発見しただけという。でも今のレッスン界隈はおそらくこのレベルではないかと。それを自分が人類史上初めて発見した理論と勘違いしていろんな人がいろんな名前考えて、「これからはこのメソッドだ」と言ったところであまり文化の前進とは言えないと思うのです。つまり大事なのは勉強です。人類史上に必ず偉大な先輩がいたであろうことを信じてまずはリサーチを行うというのが、ネットも発達した現代の必勝法であろうと私は思っています。その上に新発見があってこその「発見」だと思うのです。

「いや道具の進化によってこれまでは発見されていなかった手法がバリバリ主流になる」という主張も理解出来なくはないのですが、ここ百年平均的なアマチュアのスコアも飛距離も対して変わっていないという現実を見れば、その新理論がゴルフの原則をくつがえすほどの大事にはなり得ないことがわかるのではないかと思います。

私のやっていたテニスでは、木製のラケットがほんの40年前頃まで主流であり、その時代はいまより重く、剛性の低いラケットでフラット系のボールを打っていました。そこにビヨン・ボルグという変態が、「木製のフレームでも面を小さくして思い切りガットを硬く張ればフェース面の剛性を上げられる」事に気づき、ボールを下からこすり上げるトップスピンという技法を開発しました。それに対してジミー・コナーズという人が同じようなラケットをスチールで作って対抗しました。しかしこの時代既にカーボンの生成技術がある程度進んでおりましたので、ほんの10年程度で、すなわち今から約30年前にはラケットにカーボン以外の素材はほぼ使われなくなりました。現代の選手はみんなカーボン(その他新素材はあるのでしょうけれども)の高剛性ラケットで錦織君のように思い切りボールをこすり上げる打ち方が主流になっています。

何が言いたいかと言うと、テニスではものの10年で道具の素材が木製→スチール→カーボンにプロアマ含め市場も完全に移行し、技術的にもフラット系からドライブ系のボールに完全移行したわけですが、ゴルフではそこまで急激なイノベーションは発生していないと思うのです。よって既に出そろっている材料の再構成で、最良の「現代ゴルフ」理論を構築することは充分可能だと思うのです。

よって来年は「スインガーとヒッター」をまず論理的に分類し、その上で現代ゴルフに不可欠な要素である「ヒッティング」をを技法として定義することが目標になるかと思います。

私個人のゴルフとしては、「まぁ90回は打たない」「ハンデ10以下」を目標に頑張ろうと思います。かなり現実的です。

最後になりましたが皆様の2020年のご健勝を祈念して年末のご挨拶とさせていただきます。

来年もよろしくお願いいたします!

(注:森美穂選手の写真はInstagramより例によって無断引用)。

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