2-N-0 クラブヘッドの飛び出すライン

今回の文章はTGMの中でも最高潮に読むのが苦痛な文章だから先にまとめておくと、

1. 今回の文章はデリバリーラインという、ダウンストロークでパワーパッケージを振り出していく動作がとっても有効であるという話の幾何学的裏付けについてのもの

2. 早い話が、クラブヘッドを正しく扱うことが出来て、番手や状況に応じた正しい位置にアドレスできれば、両手を真下に振り出していくだけで理想的なインパクトになるってことを論理的に説明しようとしてもはや理解不可能なレベルになってる文章

ってことでいいと思うよー

もうあまり訳のクオリティ重視してらんないからとりあえず一気にいくよー

クラブヘッドの飛び出すライン(The Line of Flight of the Clubhead)と、ボールの飛び出すライン(The Line of Flight of the Ball)は同じものにはならないが、インパクトの間に瞬間的に接しておる

ボールの方はアクションの垂直なプレーンを持ち、クラブヘッドの方はインクラインドプレーンを有する

このことは、2-J-2にあるとおり、レバーアッセンブリーにおける左肩とボールの位置関係によってアングルオブアプローチ(2-J-3)が決定されるということにも関係がある

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上の図の青い線状のものがアングルオブアプローチだよー

この線はインクラインドプレーンの平面を斜めにクロスしてきゆき、インパクトのポイントおよびクラブヘッドの最下点を通過してゆく

これらのポイントは、それぞれのポイントを通過する平行なプレーンのライン上、とはつまり、インパクトプレーンラインと最下点プレーンライン上に存在し、それぞれがスイートスポットプレーン(2-F)を使用していなければならないということになる

よって、「プレーンライン」とはインパクトプレーンラインのことであり、「最下点」とは最下点プレーンのことを意味しておるのじゃ

「アングルオブアプローチのライン」、「デリバリーパス(10-23)」、「プレーンライン」およびそれらの視覚的手がかり(2-J-3)は、全てインクラインドプレーン上に刻まれておるものじゃが、しかしプレイヤーにとっては、あたかもこれらが全て水平な平面
ーすなわち地面の上にー刻まれておるように映るのじゃ

デリバリーパスは両手の通り道だからどう考えてもそれが地面の上にあるという感覚はどう強調されても同意できないんだけれども、もしかするとプレイヤーはこれらの要素を全て上から見ているわけだから、全ての位置関係を地面を背景として一枚絵として把握することが可能ってことかなーと考えてとりあえず先に進むよー

これは錯視なのじゃが、もしこのことが正しく理解され、活用されることが出来れば(2-P2-J-3)、本来目視することの出来ない基本的要件(2-C-1)を、極めて明らかなチェックポイントとして実装することが出来るという点でものすごく便利なのじゃ

2-C-1の#1の図を見てみると

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上の図でインパクトのポイントはスイートスポットプレーン上にあると同時に、平行である最下点プレーン上でもあることがわかる

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そして#2Bの図をみると、インパクトのポイントはインパクトプレーンと最下点プレーン上であることに加え、アークオブアタックおよびアングルオブアタック上でもあることがわかる

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そしてこの状況を上から見た#3の図を見ると、インパクトのポイントはやはりアークオブアプローチおよびアングルオブアプローチ上にあることがわかる(6-E-2を勉強のこと)

だからなんだよって話だけど、

横から見た#2Bの図でアーク(弧)になってるアークオブアタックの線は、上から見た#3で言うと、アングルオブアプローチの直線になってるよー

上から見た#3の図でアーク(弧)になってるアークオブアプローチの線は、横から見た#2Bの図では、アングルオブアタックの直線になってるよー

つまりクラブヘッドは重心が移動する円の軌道になってるけど、インパクトが瞬間ではないために(コンタクトしてからフェースから離れるまでの間にわずかだけど時間があるので)ちゃんと直線的なチカラ(Linear Force)がかかってますよーってことでいいんじゃないかなー

でもなんで6-E-2(エイミングポイント)勉強なのかはちょっっとよく分からない

もしボールが最下点に位置しているのであれば、プレーンラインと最下点プレーンは同じになるのじゃが、もしボールがそこから右足よりに移動していけば、この二つのラインは平行でありながら徐々に離れていき、結果としてアングルオブアプローチの角度は増していくことになるのじゃ

またプレーンアングル(10-6)が急角度になればなるほど、アングルオブアタック(2-N-1)も急角度になると同時、弾道は高くなりディボットは深くなる(7-6)

よって、ボールの位置がアングルオブアプローチ(2-J-3)を決定し、プレーンアングルがアングルオブアタック(7-3)を決定し、右前腕の動作によって三次元のインパクト(2-C-0)が達成される(6-B-3-0も参照のこと)

この「デリバリーライン」という方法は、幾何学的に正しいプレーンライン(2-F)およびターゲットラインを設定するという点で非常に有効なのじゃが、それはこの方法がヒンジアクション(2-J-1)およびスタンスライン(10-5)の要求に従ってインパクトフィックス(7-8)を行うだけで正しい立ち方を創出出来るからなのであり、そこから先のコントロールは全てオートマチックに行えるからなのじゃ

ラグプレッシャーポイントとクラブシャフトの双方は、選択されたプレーンラインもしくはアングルオブアプローチに関連した動作を行うが、プレーンラインとは幾何学的な見地であり、アングルオブアプローチとは視覚的な見地なので、これらを同時にトレースする意識をしてはならぬのじゃ

この二つは意識をする角度が違うだけで同等のものと言えるが、ストロークへの活用にあたっては同様に扱えるモノというわけではないのじゃ

一気に行こうかと思ったけど軽く息切れしたからこの章は次回に続くよー 

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