やっぱコロナの影響だと思うのですが、ここんところ様々なWEBメディアの新規参入が増えてきたこともありまして、表現の手法もブログやSNSに留まらず、特に動画コンテンツの表現のクオリティが上がってきていると感じます。例えばこれこのサイトでもお世話になっているAthletic Motion Golfのインスタですが

https://www.instagram.com/p/B_NWPLdlyt7/?igshid=1gflrwv7gszce

ちょうどこのあいだ記事にした「ハンドスピードがMAXになるところ」の素材を使ってこんなカッコイイ広告(?)とかを作れてしまうわけですね。

私も時代に逆行して紙芝居みたいな動画でも作りましょうかね。「わかる!ゴルフィングマシーン」みたいな。ダッサい感じで。

 

さて、今回もそのAMGからGEARS動画の紹介記事ですが、毎度思うことは「50年前にTGMに書かれていることがモロにGEARSで検証されている」ということです。まぁ私が「ああ、これはTGMに書いてあるアレのことを言ってるよな」というものをピックアップしているので当たり前と言えば当たり前なのですが、逆に言えばそうしたことがらというのは原則的要素が強いものなのだと思います。

で、今回は「エクステンサーアクション」です。本文の説明はこの記事をご覧いただきたいのですが

要はストロークのあいだ中、「右腕を伸ばそうとする方向にチカラを入れておくこと」であり、これによって左腕の長さが保たれることで、スイングの半径が安定するなど結構重要な役割を果たしている動作になります。

まぁフリートウッドとか

しぶことか

どう見ても左腕がサル腕になって関節ロックしてるように見えるので、つい左腕を意識して伸ばしているのだと思いがちですが、TGMでは左腕は「あくまでも伸ばされるもの」という受動的存在であり、「伸ばしている」のは右手の作用と言っています。ではそんな右手がプロとアマでどのように使い方が異なっているのかというのが今回の動画です。

トレイルアームというのは、リードアームの反対なので、右利きで言えば右手になります。

で、まずプロとアマをアドレス時点で比較しますと

実は右のアマの右肘の曲がり角度が6°であるのに対して、プロは18°近く曲がっています。つまりアドレス時点でアマは一生懸命右肘を伸ばそうとしていることになります。ところがバックスイングが進んで左腕が地面と平行くらいになると

なぜかアバターが左右入れ替わったんでややこしいですが、アマは右肘が55°も曲がっているのに対して、プロは34°くらいしかまがっていないという逆転現象が起こります。このため両手の位置もプロの方がアマよりも遠くに位置していることがわかります。これがどのような影響を及ぼすかというと

画面下方のShという数値ですが、これは両肩を結んだ線がターゲットラインに対して、真上から見たときどのくらいの角度になっているかを表すものですが、アマが57.3°なのに対して、プロは73.6°になっています。つまりプロの方が肩が回っているということになります。やってみるとわかりますがプロのような姿勢をつくるとき体幹をしっかりねじり上げていく実感がありますが、アマは以下の写真みたいな感じになっちゃいます。よって背骨の後傾角度も5°くらいの違いが出てしまいます。

このアマのように背骨が後側に傾くことを避けるには、右手で仮想の壁を押して背骨を垂直に保つような意識が必要になります。

で、このトップ付近で右肘の曲がり角度にどれくらいの差があるのかというと

プロ70°に対してアマ115°なので、けっこうヤバい差異が発生してしまっています。さらに肩を結んだ線、胸郭の角度を比較すると

プロのほうが肩のラインで20°以上、胸郭で7°以上アマよりも捻れていることがわかります。そしてHWDでは

プロの右肘は依然として70°弱、アマもまだ直角を超える102°で、特にアマの場合この近辺で

タメの作り方を勘違いしているために、右肘を体側に引きつけようとするデスムーブが発動する事もあります。これはかなり多くの人が誤解しているポイントなのですが、確かにプロのスロー映像などを見るとそのような動作をしているように見えるのですが、この故意に肘を曲げようという動作をしている上級者はいません。これは自然発生するものであり、意識としてはむしろ右肘を伸ばしっぱなしのままスイングする方が効率的なスイングになります。

ほんなかいなと思って昔のインスタ映像のストックで以前にも紹介した松田鈴英選手のGEARS映像が以下見てみます。2019シーズン前のオフに撮影されたものです。

二つ目の後方からの動画を見るとわかりやすいのですが、この選手あり得ないくらい右肘が曲がりません。ここまでくると肩甲骨まわりの柔軟性とかの他に、肩幅の狭さとか体型の要素も必要になると思うのですが、とにかく右肘を曲げるという意識はあまり必要のないものみたいです。

 

目次

ドリル

で、どうすればこの状態を達成出来るかを練習するためのドリルが以下です。

まずクラブを持たずにしっかりと上体をコイルして、

 

トップの位置に左腕を伸ばします。

そしてそこへ右腕を伸ばして行きますが、このとき右肘の角度は少なくとも直角よりは開いている状態であることを確認してください。

そしてそこにクラブを持ってその角度をなるべく維持したままダウンスイングを開始することを意識してください。

大事なことは、トップで右肘が曲がりすぎるために、ダウンの開始でリバウンドすることが発生しないようにすることです。

とまぁこんな感じなんですが、たぶん実際にやってみると「こんなんじゃチカラ入らなくて飛ばねーよ」と感じると思います。確かに右肘を曲げたトップの方がダウン初期の角運動量を稼ぎやすいとは思いますが、おそらくそれをやると逆に左腕とクラブの角度が作りづらくなってアーリーリリースになって飛ばないと言う現象になるのだと思います。たぶん二重振り子が壊れます。

まぁこのあたりTGMで言うところの「パドルホイールアクション」というナゾの必殺ワザも絡んでくるのですが、またそれを説明しやすい動画がありましたら紹介したいと思います。

結論としましては「右肘はずっと曲げんな」ということで、それ故左腕は常に「伸ばされている」状態になると言うことで良いと思います。

 

本日はこのへんで。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事